M-08 美しい四季に恵まれた日本。豊かな自然の移ろいが暮らしにも風情をもたらし、春はお花見、夏は七夕や御盆、秋はお月見や紅葉狩り、冬は松飾りに鏡開きなど、昔から季節の伝統行事を慈しんできました。同じようにアートにも四季を愛でる感覚を取り入れて、日々の暮らしを情趣豊かに楽しんではいかがですか。部屋の雰囲気を変えるためにソファや家具を交換するのは大変ですが、アートなら気軽に掛け替えて季節感が表現できます。 アートは具象画ではなく、季節をイメージさせるモチーフやカラーのものを選ぶのがインテリアと合わせる秘訣。簡単なのが「色」でのコーディネートです。たとえば夏であれば海のブルー、秋なら紅葉を思わせるボルドーなど、シーズンカラーの絵を選び、同色のクッションやラグを取り入れるだけで空間の印象はがらりと変わります。■秋から冬の季節にふさわしいアートとして、関野さんが選んだのは、紅葉を思わせるボルドー色の抽象画です。寒い冬へと向かう時期、くつろぎの空間に温かみを添える効果も生まれます。同色のクッションを織り交ぜてソファを彩り、秋色のリビングに演出しました。季節を飾る四季折々にアートを掛け替えて季節感を表現しましょう。Interior Point季節を象徴するカラーやモチーフのアートをセレクト。■上の写真は前頁でご紹介したグレイッシュなアートを飾ったリビング。右の写真は夏の季節にふさわしいブルーのアートを飾ったもの。白いフレームが爽やかで涼しげです。アートのカラーと、それに合わせたインテリアで、リビングの印象が一変するのがわかります。アート作品協力/アートフロントギャラリービューイングルームで実際にアートを見ながら購入することも可能。要予約。東京都渋谷区猿楽町 29-18 ヒルサイドテラス A棟 TEL:03-3476-4869
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