ミサワオーナーズマガジン 2020 Spring&Summer
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M-08 2018年9月6日の未明、北海道胆振東部を最大震度7の地震が襲い、その直後、北海道全域で大規模停電「ブラックアウト」が発生しました。札幌市にお住まいのTさまご家族に、当時の状況について伺いました。 「突然の激しい揺れに余震が続き、未明の暗闇の中で、停電がさらに不安をあおりました」と語るTさま。そのとき活躍したのが、充電式のLEDです。これはTさまが停電時にも役立つと考え、日頃から水槽の照明に使っていたもの。「普段から使用していたからこそ、すぐに気づいて活用することができました」備えあれば憂いなし助け合うありがたさも実感 Tさま邸の地震による建物被害は、わずかに壁のに線が入っただけ。「造り付けの食器棚は扉の耐震のおかげで、食器が散乱することもありませんでした」と振り返ります。 また、太陽光発電を導入していたため、地震発生後すぐにに延長をつなげて、や家電の電源を確保しました。Tさまの周辺では液状化現象が発生し、同じ地域でも場所によって被害状況はさまざま。そこでTさまは、ご近所や仕事仲間に声を掛け、自宅の電気や水を提供したのです。 「声を掛け合ったり、情報交換をしたり、家族だけで過ごすよりも安心できて、改めて助け合うことのありがたさを感じました」と奥さま。Tさまも、「予備のエネルギー源を準備していたことで、気持ちもすぐに切り換えられ、我が家は明るい気持ちで乗り切ることができました」と微笑みます。 日頃から防災意識を持ち、非常時に対する準備をすることの大切さを、Tさまご家族に教えていただきました。住まいのレジリエンス北海道胆振東部地震を乗り越えて  ◎札幌市 Tさま上/無垢材が印象小上が、家憩い場。復旧間、「心い暮心が」振返。左/ T外観。際辺一面が闇。建物被害あ。上/発後光発(4.16kW)が活。/差込源確保。下/発気充活。北海振部、札幌市一部域おい液状化現象が発、盤下陥没、砂出、建物傾斜被害が。体 験 談右/災害乗越えT家。「おかがあ、心強か」語。計末(後左)営業黒(後右)。Photo:The Asahi Shimbun

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