ミサワオーナーズマガジン2022秋冬号(マンション版)
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日々の暮らしのことC-23植物を立体的な形にして楽しむのがトピアリーです。丈夫で育てやすいアイビーを使うことで、初心者でも簡単にトピアリーをつくることができます。季節のいろどりトピアリーを楽しむフラワーコーディネーター。1997年よりフラワースクールにてスタッフを経験後、2001年に花屋「レコルト」を設立。花のギフトや装花・コーディネイトなど、幅広く活動中。近著に『植物のきもち~がんばりすぎないガーデニング』(日東書院本社)がある。金子三保子(かねこ・みほこ)観葉植物用の土や鉢の他に、支柱(長い棒や園芸用支柱)、クラフト用ワイヤー(アイビーを這わせる際に使用)、飾りを準備。水があふれないよう鉢の縁から2㎝下がる高さまで土を入れる。 植物を立体的に造形するトピアリーは、一見難しそうですが、支柱を使ってシンプルな形にし、アイビーを利用すれば初めてでも簡単につくることができます。 アイビーは常緑のツル性の植物で、寒さや暑さに強く育てやすいのが特徴です。葉形や斑入り模様も多彩なので、選ぶアイビーによってさまざまな表情が楽しめます。 鉢の大きさや支柱の高さは、つくりたいトピアリーをイメージして選びます。苗を鉢に植えるときは、土の高さに注意。水やり時に水があふれ出ないよう、鉢の縁から2㎝程度下がった高さにします。次に、支柱を立ててアイビーを這わせていきますが、支柱がぐらぐらするときは、土に少し水を含ませると安定します。ポイントは、アイビーのツルを巻き付ける際に、数ヵ所をワイヤーで固定すること。 今回はツルが長く伸びたロングアイビーを使っていますが、手に入らない場合は育てながらツルを伸ばし、少しずつ這わせていきましょう。支柱を針金などで円やハート形に変えると、オブジェとして室内外で楽しめます。アイビーの周りに数本の支柱を立て、上部をワイヤーでくくる。てっぺんに赤・白・銀の水引を結べば正月飾りに。鉢に鉢底網を敷き、鉢底石(軽石)を2㎝程の高さまで入れる。トピアリーのつくり方支柱に沿ってアイビーを這わせながら、数カ所ワイヤーで固定する。支柱に這わせて数カ所固定1234

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