ミサワオーナーズマガジン2022春夏号(マンション版)
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C-11左/エントランスホールでは圧迫感を与えることなく、さりげないオブジェとしての美しさを発揮します。右/シンプルなデザインは空間やインテリアテイストを問わず程よく調和し、シャープなアクセントに。「LC1」についてはカッシーナ・イクスシー▼ 「LC1(エルシーワン)」は、近代建築の巨匠、ル・コルビュジエと彼の従兄弟のジャンヌレ、デザイナーのペリアンとの共同デザインで1928年に生まれたアームチェア。20世紀の椅子のマスターピースの一つに数えられる名品です。クロームメッキのフレームで形成されたフォルムに、毛皮のシート、アームは厚革のベルトを巻いたシンプルなデザインで、「自由に動く背を持つ椅子」とも呼ばれ、背もたれは座る人の姿勢に応じて回転し動くように設計されています。 幾何学的で硬質なイメージの椅子ですが、意外なことにどんなテイストの空間にも調和します。コンパクトで置きやすく、リビングのソファとの相性も良好。たとえば真逆のエレガントなソファと組み合わせると、ぴりっとしたシャープさが加わって洗練された雰囲気になります。和の空間に置いてもスタイリッシュですし、彫り込み額縁の絵画が似合うクラシックな部屋にあっても違和感がありません。圧迫感がないデザインなので、寝室のベッドサイドに置いて、上着などをさりげなく掛けても素敵です。オブジェとしても魅力的な造形なので、玄関に飾るのもおすすめ。背・座面の素材は厚革と仔牛毛皮があり、使い分けることでインテリアの表情が変わります。 名作と呼ばれる家具を身近に一点置くだけで、空間の印象はもとより、時代を超えて存在し続ける家具に、敬意と共に生き方にも変化が起こりそう。小ぶりながら存在感を発揮する「LC1」を空間のアクセントに上手に活かして、上質なインテリアライフを楽しみませんか。アームチェア「LC1」のある暮らし永く愛され続ける20世紀の傑作、アームチェア「LC1」。存在感あるデザインの魅力と、空間のアクセントとして暮らしの中に上手に取り入れる方法をご紹介します。Interior for Life・・どんな空間にもバランスよく収まり、インテリアのアクセントとして存在感を発揮する「LC1」。寝室のベッドサイドにさりげなく置いても絵になります。ル・コルビュジエが生んだ椅子の名品どんな空間にも映え、存在感を発揮フレームの輝きとモダンなシートとのコントラストが美しく、革色バリエーションは仔牛毛皮を含めて14色。

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