ミサワオーナーズマガジン2022春夏号(マンション版)
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1空間に調和するようにデザインしたキッチン。奥さまの身長に合わせて高めに設定するとともに、収納も豊富に設けて機能性を高めています。キッチンの床は掃除がしやすいようタイル張りに。2床は無垢材フローリングに張り替え、ダイニングにはモザイク石材のアクセント壁を取り入れるなど、素材にもこだわってインテリアをコーディネイト。窓には視線を遮りつつ光を通すシェードを採用しました。3主寝室とLDKはウォルナット色の木調ルーバーでほどよく視線と光を通しながら仕切り、テレビの配線も床下や壁裏に隠してすっきりと演出。廊下側に設置した腰壁は、ベッドに横になったときに落ち着ける高さになっています。 新築で入居して16年目を迎えるHさまのお住まいは、元は2LDKの間取りでした。「角部屋ですが北西向きで、隣に別のマンションが建っているため日差しがあまり入らず、特にくつろぎの場となるリビングが昼間でも薄暗いのが悩みでした」とHさま。 ご夫婦二人の生活なので、部屋数より、広々とした空間を重視されました。そこでLDKと洋室、主寝室の仕切りをなくし、開放感のあるワンルームへと間取りを大きく変更。LDKを広げ、寝室スペースとは木調ルーバーでゆるやかに仕切りながらも、窓から入る光が空間全体に広がるようにしました。また、光が届かず暗かったキッチンを移動し、その場所にウォークインクロゼットを新設。収納力も十分に確保しました。 インテリアにもこだわり、無垢材フローリングやモザイク石材の壁で上質感漂う住空間を演出。木調ルーバーやキッチンにはHさまのお好きなウォルナット色を使い、空間を引き締めるアクセントに。リフォーム前からご愛用のソファや椅子とも美しく調和しています。 キッチンの背面など随所にミラーを設置して、視線の広がりを生み出したのも大きなポイントです。柱部分には大型収無垢材フローリングやモザイク石材で上質感を東京都 Hさま居室間の仕切りをなくし光が広がるワンルーム空間に住まいの暗さを解消するため、LDKと主寝室を仕切りのない大きなワンルームへと一新されたHさま。どこにいても明るさとつながりを感じられる心地よい住まいになりました。1C-18

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