ミサワオーナーズマガジン2023春夏号(戸建版)
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●人生を2倍楽しむ暮らし方 従前から、検討課題ではあったもののコロナ禍がきっかけとなって在宅勤務をはじめとするテレワークが急速に普及した日本社会。感染が収束しつつある現在も、テレワークは一つの働き方として確立されつつあります。こうした働き方の変化に伴って、人々の生活に対する意識も変わり、より自分らしいライフスタイルを追求したいと考える人が増えているようです。都市部と地方圏、都市内、地方内などさまざまなケースがありますが、なかでも注目されているのが、都市部と地方圏のどちらにも生活拠点を持つ「二地域居住」です。都市か地方か、どちらか一方を選ぶのではなく、その両方を行き来して、どちらの地域の魅力も満喫する。そんなライフスタイルを望む人が地方圏多くなりました。2021年には国土交通省が全国二を入れ始めました。人口減少に悩む地方にとって全国も、定期的な居住で交流人口が増えるのは歓迎すべきこと。そのため自治体も、移住体験、通信環境の整備、仕事のスキルを地方で役立てるダブルワークの斡旋など、さまざまな取り組みを進めています。内閣府の調査によると地方圏出身者の61.7%、東京圏出身者の45.9%、全体で約半数が地方暮らしに関心を持っています。テレワークが普及し、地方でも都市部と同じ仕事ができることから、二拠点を行き来しながら生活する人が増えました。49.8% 61.7% 45.9% 50.2% 38.3% 54.1% 49.8% 61.7% 45.9% 38.3% 54.1% 意向あり層と意向なし層の出現率地域別のテレワーク実施率※(就業者)意向あり層と意向なし層の出現率地域別のテレワーク実施率※(就業者)M-04全体地方圏出身東京圏出身全体=10000s 地方圏出身=2492s 東京圏出身=7508s■■■ 意向あり  ■■■ 意向なし「第5回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(内閣府)より60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% ■■■■年■■月■■■■年■月■■■■年■■月■■■■年■■■月■■■■年■■■■月■■■■年■月全体地方圏出身東京圏出身■■■ 意向あり  ■■■ 意向なし60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% ■■■■年■■月■■■■年■月■■■■年■■月■■■■年■■■月■■■■年■■■■月■■■■年■月『二地域居住ハンドブック』(国土交通省)より※働き方に関する問に対し、 「テレワーク(ほぼ100%)」、 「テレワーク中心(50%以上)で定期的にテレワークを併用」、 「出勤中心(50%以上)で定期的にテレワークを併用」、 「基本的に出勤だが不定期にテレワークを利用」のいずれかに回答した人の割合全体=10000s 地方圏出身=2492s 東京圏出身=7508s全国東京都23区地方圏ど地域、居政住府等も東京都23区「促二進地協域議居会を住立」のち促上進げにるな力  二拠点生活の動向テレワークの普及によって場所を問わず働けるようになり、居住地の選択肢も広がりました。50.2% 関心が高まっている「地方暮らし」二拠点生活を促したテレワークそこで、新たなライフスタイルとして「二拠点生活」が注目されています。二拠点生活の魅力や住まいづくりについて考えてみましょう。特集二拠点生活という暮らし方

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