●不動産活用と新たなチャレンジが注目され、住まいは職場であり、休暇や趣味を活かす場であり、住むための受け皿だけでなく、多様な用途や価値を生み出し始めたのです。 住まいには、「建築物」と「不動産」という2つの側面があります。長い人生ではさまざまな転機が訪れ、高齢になって思わぬ困難な事態を招くことも考えられます。一方で人生100年時代においては、困難な事態に備えるだけでなく、長寿化によって「新たなチャレンジができる」と楽しむぐらいの気持ちが必要でしょう。そんなとき、売却して住み替える、賃貸で収益を得るなど、住まいを「不動産」という資産として有効活用することができるはずです。 また、新しい住まい方や住宅用途が開発されることもあるでしょう。たとえば地域に開放して保育の場に転用するなど、これからの住まいは従来とは異なる用途やプランニングに対応することも重要だと思います。 住宅メーカーは建物だけでなく、住まう人をサポートするための「居住サービス産業」としての活躍が期待できます。住まいは人生を豊かに生きる“武器”であり、新たな市場価値を生む可能性を秘めているのです。 M-05趣味趣味社会貢献社会貢献学び直し学び直し仕事仕事教育教育起業起業引退引退仕事仕事住まいは生涯住み続けるものと考えられ、手を入れながら永く住むことが基本。教育教育住まいを“武器”に 人生を豊かに専用から多様化へ「住む」ことに特化《 ライフステージ 》《 住まいの役割 》建築物《 ライフステージ 》《 住まいの役割 》専用住宅不動産資産活用◦売却◦賃貸など開かれた建物◦住まい◦集う場など人生100年、『自分らしい』暮らしを選択住まいにも自在な『やわらかさ』を人生100年時代人生100年時代人生80年時代人生80年時代
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