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7月のトピックス|生活を彩るとっておきの情報を紹介。
トピックス

テーマ:ガーデニング

和の庭を楽しむ

和の庭への回帰

仕事柄いろいろなお庭を見る機会が多いのですが、そこで、『以前は花がたくさんある庭がいいと思っていたけど、この頃は「和の庭」の方が落ち着くんだよね』といったような言葉を何度となく耳にしてきました。
ここでいう「和の庭」は「和」が感じられる庭を指します。ですから、いわゆる日本庭園だけでなく、坪庭や和モダンと呼ばれるような庭、手作りの和風の庭も含みますが、こうした「和の庭への回帰」というのは、どうして起きるのでしょう?それを探るために、まずは「和」の言葉の意味から紐解いてみましょう。

和の庭が心を落ち着かせるのはなぜ?

「和」は日本の心

「和」とは、古くは中国などが日本を指した呼称、つまりは日本国そのものです。また、この「和」という漢字は「わ」だけでなく、「あ(える)」、「なご(む)」、「のど(む)」、「やわら(か)」、「にこ(やか)」などと読むことができ、いずれもやわらかな様子や静かで落ち着いている様子、周囲ととけあう(調和する)様子を表しています。

和の庭には、静謐な美しさがある

庭園様式でみてみると、例えば世界遺産に登録された毛越寺の浄土庭園などは日本人の精神世界を表しますし、茶庭の「侘び寂び」なども日本独特の美意識ですよね。また『雨に濡れるしっとりとした和風の庭』と書かれていたら、日本人なら誰しも何となくその風景を思い浮かべることができるのではないでしょうか。

和の庭の代表格である日本庭園(和風庭園)というのは、日本の気候に合わせて古くから築きあげられてきたものです。「花の庭も素敵だけど、和のテイストも捨てがたい」という想いが生じるのも、「和(日本)の心・美意識を表した庭」つまり「和の庭」というのが、日本人のDNAに刻み込まれているからかもしれません。
また、海外で「和の庭」が人気を博しているのも、そこに「和の心」と「和の美」を感じるからでしょう。

世界遺産に登録された毛越寺の浄土庭園

「和の庭」の楽しみ方

四季のある日本の風土気候に沿って作られた和の庭は、春の芽吹きから目に染みるような新緑の美しさへ、梅雨に濡れる庭のしっとりとした風情、蝉しぐれの降る夏には緑陰に、秋は紅葉の彩り、そして冬の雪景と、いつ見ても趣が感じられます。また「和の庭」は、あまり手間の掛からない点も魅力です。

そんな「和の庭」の楽しみ方として、まずは名園と呼ばれるような日本庭園を鑑賞するというのが挙げられます。
ひとくちに日本庭園といっても、自然の風景を切り取った庭、あらゆるものを排除し究極の美を追求した庭など、いろいろな庭があってそれぞれに違った趣があります。それらを時間を掛けてゆっくり巡ってみるのもいいですね。
本来は実際に庭を歩いて眼の前に広がる風景が移り変わっていくのを鑑賞してこその日本庭園ですが、忙しくて出かけられないという方にはWEBで日本庭園を鑑賞できるサイトもあります。気分転換に覗いてみてはいかがでしょう。

もう一つの「和の庭」の楽しみ方は、実際に自分で和風の庭を作り上げるというもの。
日本庭園には様々な作庭方法がありますが、自分で作る場合にはそれにとらわれる必要はありませんし、灯籠や蹲も絶対条件ではありません(もちろんお好み次第ですが)。モミジ、ツツジ、アジサイやギボウシといった在来の植物を配するだけでも「和」を演出することはできるので、無理せず楽しみたいですね。

金閣寺で有名な鹿苑寺は、池泉回遊式庭園

自分好みの和風庭園を作りあげるのも楽しみ方の一つ

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