ミサワホームグループの物流専門子会社であるCSロジスティクス株式会社(東京都杉並区/代表取締役社長 前澤克之)は、長尺品や段積みが困難な荷物を中心に扱う物流システムを紹介する専用Webサイトを今月開設しました。
住宅はさまざまな資材や部品で構成され、その形や大きさも多種多様であるため、効率良く安全に運送することが課題となっていました。ミサワホームグループではこの課題を克服すべく長年改良を重ねながら独自の物流システムを構築してきました。2015年度には物流システムの省エネルギー性能が大きく評価され、環境にやさしい「建材宅配便」として省エネ大賞(主催:一般財団法人省エネルギーセンター、後援:経済産業省)の省エネ事例部門において、最上位賞である「経済産業大臣賞」(業務・物流分野)を受賞しました。「くるくる便」「モジュールパレット」「a-netシステム」といった独自に発展させてきた取り組みが評価されたうえ、物流システム全体の汎用性と波及性も期待されています。
|
一般的には、長尺品は積載効率が悪い、破損する可能性が高くなるといった理由で物流会社から敬遠され運送コストも高くなりがちですが、CSロジスティクスが運用する物流システムでは、不具合なく、納期通りに、効率良く、荷量に応じた価格で運送することが可能となります。現在、工務店や建材メーカーなど約130社と契約し、毎月、約4万パレットを全国(沖縄県、島嶼地域を除く)に運送しています。このたび、このノウハウを公開し「ながもの」運送の課題解決に貢献したいという思いから、専用Webサイト「ながもの.com」(URL:https://www.nagamono.com/)を開設しました。長尺品などを効率よく積載できるモジュールパレットの積み込み事例、破損が極めて少ない理由、依頼主にとっての物流経費の削減およびパレット単位の低価格設定が実現できる理由など、お客様からの声も交えながら、物流システムをわかりやすく紹介しています。 ミサワホームグループは、今後も取引業者とコミュニケーションを図りつつ、サプライチェーン全体を通して、地球環境負荷低減に努めていく考えです。 |