ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、2016年1月2日にグランドオープンする総合住宅展示場「板橋高島平ハウジングステージ」(所在地 東京都板橋区)に、ミサワホーム初となる重量鉄骨造の耐火5階建モデルハウスを出展します。 2013年時点の3階建以上の住宅ストックは、2003年から37%増加しました※。これは、全戸建住宅ストックの増加率が8%であることに比べて顕著な伸びを示しています。敷地面積が限られる都市部を中心に、土地を有効活用できる中層住宅の建設ニーズが増えていることが要因の一つで、賃貸収益を得るために店舗や賃貸住戸を併設したり、相続税対策にもつながる二世帯三世代住宅にしたりするケースも見られます。さらに、少子化対策の一環で、政府が二世帯三世代同居を後押しする方針を打ち出していることなどから、今後、都市部では中層住宅の建設ニーズがさらに高まることが考えられます。 都市部に多い防火地域では、建物を建てる際に耐火構造とする必要があります。ミサワホームは耐火構造の中層住宅市場に参入するため、数年前から木質接着複合パネルを採用した独自構法のFWS(フューチャー・ウッド・システム)の研究開発を進めてきました。昨年12月には、東京都北区においてミサワホーム初の木造4 階建耐火構造の建物を建設し、木造建築物の可能性を検証しています。今回は、木造建築では対応が難しい5階建以上の建築ニーズにも対応するべく、重量鉄骨造を採用しています。 |
モデルハウスの施工はミサワホーム建設株式会社(本社 東京都杉並区/代表取締役社長 煖エ吉教)が担当します。同社は鉄筋コンクリート造や鉄骨造など様々な工法での施工実績があり、今後も介護福祉施設や商業施設、マンションといった戸建住宅以外の施工に積極的に取り組むことで建設事業の領域拡大を図っていきます。 ミサワホームは、今回のモデルハウスオープンによって都市部のニーズを積極的に収集し、2016年春頃を目処に重量鉄骨造の中層商品を発売する予定です。この商品の発売を皮切りに、都市部を中心とした中層住宅市場に向けた商品ラインナップを充実していきます。 |