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木造住宅の豆知識2013.08.29

ちょうどいい自然素材の選び方
〜Season n開発裏話 その3〜

こんにちは!MJ Wood住まい相談室です。
残暑が厳しい中、いかがお過ごしでしょうか?
先日、海に遊びに行きましたが、泳いでいても暑かったです(^^ゞ
8月もあと数日。体調管理に気をつけて暑い夏を乗り切りましょう!

さて、皆さまは夏休みに海や山などに行かれましたか?夏休みは何かと自然に触れる機会が多かったかもしれませんが、家の中でも自然素材が使えたら気持ちのいい空間が作れますね。

新商品「Season n(シーズンエヌ)」では、誰もが気軽に自然を感じる心地よい空間を楽しめるように、素材の耐久性やメンテナンスを考慮した自然素材を、適材適所に採用しました。
今回のぶらり旅も過去2回に続けて、開発を担当したミサワホームの商品開発部の増田と中出のデザイナー2名のインタビューをお届けします。

Vol.26 南キッチン・北リビングの間取りの秘密にせまる〜Season n 開発裏話 その1〜
Vol.27 今も20年後も家族にぴったりな家〜Season n 開発裏話 その2〜

Q1.どの部分に自然素材を使っているのですか?全てが無垢材でない理由を教えて下さい。

増田:香りやあたたかさ、すがすがしさを味わえる天然木の空間。自然素材を採用するにあたっては、少しだけ使っても効果が分かりにくいため、広い面積を占めるフローリングや天井に採用しました。

無垢の木製品に対して、皆さん良いイメージを持たれていると思いますが、実はフローリングに使うと床暖房に対応できないものがあったり、湿度の変化によって割れや反りが出てしまうといった、メンテナンスに手間がかかる等のデメリットもあります。
このようなデメリットと耐久性を考慮して、「Season n」では直射日光の当たらない天井にパインの無垢材を、外部空間では雨の当たらない軒天に防腐性のあるレッドシダー無垢材を採用しました。
使う場所を選ぶことにより、メンテナンスの手間を抑えて天然素材の心地よさを楽しめる方法を探りました。

Q2.フローリングを選ぶ際のポイントを教えて下さい。

中出:「Season n」では、アッシュという木の挽き板フローリングを採用。無垢の板を厚くスライスして表面に使っているため、自然素材の良さを実感できます。また無垢材と比べた場合、基材が合板であるため、木の反り・収縮などの変形が少なく、床暖房にも対応できるのが特徴です。
無垢のフローリングは、調湿効果や断熱性を期待できる半面、木の収縮・変形、キズや色の変化が大きいため、これらを味わいとして理解して使う必要があります。ですから、ライフスタイルに合わせて選ぶことをお薦めします。

Q3.色を選ぶポイントはありますか?

増田:「Season n」で採用しているアッシュの厚挽きフロアは、植物性のホワイトパウダーオイル仕上げの製品で、天井のパイン無垢材も自然塗料のホワイト色仕上げです。木目を活かしながら色味をニュートラルにしたことにより、住まい手の方が好きなテイストの家具を置けるようにしました。ナチュラルなテイストの家具だけでなく、たとえば原色のモダンな家具も合うと思いますよ。

Q4.「Season n」では、他にどんな樹種の自然素材を使っていますか?

増田:増田:「Season n」では、白いフローリングや天井に比べて少し色味の濃いオーク材を、キッチンの面材とリビングの中心にある柱に採用し、アクセントとしました。オークは日本ではナラ材として知られ、古くから家具や船材として重宝されてきた樹種です。

Q5.自然素材を検討している方へひとことお願いします。

増田・中出:皆さん、雑誌などで無垢材の良いイメージを持たれていると思います。イメージにとらわれずに、きちんとデメリットを知った上で、使う部位などを担当者とよくご相談されることをお薦めします。自然素材を使うと、部屋の空気が変わりますし、家に対する愛着も湧くので、こだわるところはとことん追求されたら、ご家族にとって心地よい空間が作れると思いますよ!

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