◆古くて新しい照明
自然光は、「古くて新しい照明」といわれます。地球環境を守る意味でも、化石エネルギーを消費しない自然光を積極的に活用することが大切になっているからです。日中の在宅中は窓のブラインドや厚地のカーテンをなるべく開けて、自然光を取り入れるようにしましょう。
◆自然光の効用
太陽の光には、可視光線のほか、目に見えない赤外線、紫外線など、さまざまな波長のものが含まれています。赤外線は物質の温度を上昇させる作用があるので、寒い冬にはなるべくたくさんの自然光を取り入れたいものです。また、紫外線には殺菌効果があり、体内でのビタミンDの生成にも役立っています。ただし、紫外線は家具などを変色させてしまうこともあるので、上手に調節しながら利用しましょう。
◆カーテンを活用する
カーテンには、目隠し、保温、防音、装飾といったさまざまな役割がありますが、忘れてはならないのが光を調節する機能です。レースなどの薄地のカーテンは、日差しをやわらげる効果があります。外側に薄地のカーテン、内側に厚地のカーテンを吊るのが基本。季節や天気に応じてこまめに開け閉めすることで、快適な自然光を取り込みましょう。 |
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◆全般照明と局所照明
照明は、天井から室内全体を照らす全般照明と、作業面や部屋の一部分を照らす局所照明に大別されます。全般照明の器具は、埋め込み型、直付け型、吊り下げ型など、いくつかのタイプがあり、局所照明には、デスクスタンド、壁に取り付けるブラケット、スポットライトなどが使われます。これらの照明器具を上手に組み合わせることが、快適な光環境をつくるコツです。
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◆家事作業や読書時の正しい照明
読書や家事作業でスタンドやブラケットなどを利用するときは、全般照明も点灯したままにしてください。まわりとの明るさが大きく違うと眩しさ感じ、目の疲労の原因になります。
◆お子様の勉強時のスタンドの配置
机に向かって勉強するときは、右利きの人の場合はスタンドを左前方に置き、手の影がノートにかぶらないようにします。また、印刷物の表面に光が映りこまないようにスタンドの角度を調整しましょう。
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