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第4章 健康・快適に暮らすために

採光と照明について

光は、快適な居住環境をつくるための大切な要素です。照明器具を用いる人工照明に対し、自然光を取り入れることを採光といいます。ともに活かし方しだいで、住まいの雰囲気や快適さが大きく変わります。

採光と照明について:1 採光と照明について:2

照明機具の上手な使い方

◆お年寄りほど明るさが必要
快適にものを見るには十分な明るさが必要ですが、子供と年配の人とでは必要な明るさが異なります。年齢とともに視力が衰えてくるため、例えば20歳の人に比べて、40歳を越えると約2倍、60歳の人では3倍以上の明るさが必要といわれます。明るさが足りないと、ものが見えにくいために疲れたり、つまづいてケガをする心配もあります。廊下や階段に十分な照明器具を設置することはもちろん、本や新聞を読むときはスタンドなどで明るさを補いましょう。

◆照明器具の掃除と点検
照明器具は汚れていると明るさが半減します。とくにキッチンの照明や、タバコを吸う部屋の照明は汚れやすいので、年に何度かは汚れを拭き取ってください。また、寿命間近のランプの明るさは、新品より格段に落ちています。蛍光灯の端が黒ずんでいるのは替え時です。器具のランプは一度に全部交換するようにしてください。

コラム

必要な明るさとワット数
明るさの単位はルクス(lx)で表されます。室内の全般照明には、ふつう50〜100ルクスの明るさが必要とされます。100ルクスにするためのワット数は、部屋の広さや照明器具の種類、光源との距離などによって変わってきます。下の表は、100ルクスにするためのワット数のめやすを示したものです。白熱灯では、蛍光灯より多くのワット数が必要になります。また、必要な明るさは作業の種類によっても変わってきます。勉強や読書には500〜1,000ルクス、手芸・裁縫には750〜2,000ルクス明るさが必要となるので、その分をスタンドなどの局部照明で補います。

〈100ルクスにするためのワット数〉


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