ストック管理なら、線を引く
ポイントは、「見ただけで補充が必要」とわかる仕組みをつくること。たとえば、ティッシュペーパーなら、ストックが2個 になった位置の壁に「ここまで減ったらホワイトボードに書いて知らせる!」と書いたシールを貼っておくなど、家族に知らせる工夫をするといいでしょう。

「面倒なお掃除を楽にするには、掃除をしやすい部屋づくりをすること。そのポイントは、床にモノを置かないことです」と本間さん。
どうしても置きたい場合は、「重いものなら、可動式のキャスター台を利用するといいでしょう。片手で動かせるので、掃除もしやすくなります」
ここでは、床にモノを置かない工夫を紹介します。
「テレビの裏など、コードがたくさんある場所は、電源タップを床に置かずにテレビ台などの家具の裏に取り付けると、床に出るコードの数が減らせます」
「タオル掛けを利用すれば、便利なスリッパホルダーに。床につかず、湿気も抜けて清潔に保つことができます」
掃除も工夫次第で楽になる方法があります。それが、あらかじめ汚れない状態にしておく「予防掃除」の実践。「部屋にひと手間施すだけで、汚れなくなる部屋に生まれ変わりますよ」
ここでは、予防掃除の一端を紹介しますので、ぜひお試しください。
「目線より高く、掃除がしにくい場所には新聞紙を敷いておくと、数ヵ月に1回の交換で済みます」
「ホコリと油煙で汚れる冷蔵庫の上にはラップが便利。定期的に換えるだけで、掃除の手間が省けます」
「低い位置の棚上も、布を敷いておけばホコリが目立ちません。ハンディモップでときどき払うだけでキレイさを保てます」
家事に関わることで家族が「うっかり」しやすいのが、「ストック切れ」と「モノを元に戻すこと」ではないでしょうか。このうっかりを防ぐだけでも、家事が楽になるはず。その簡単な方法を本間さんに教えていただきました。
ポイントは、「見ただけで補充が必要」とわかる仕組みをつくること。たとえば、ティッシュペーパーなら、ストックが2個 になった位置の壁に「ここまで減ったらホワイトボードに書いて知らせる!」と書いたシールを貼っておくなど、家族に知らせる工夫をするといいでしょう。
モノは使ったら元の場所に戻すのが基本。それができない理由のひとつが、収納場所を忘れてしまうことでしょう。見える場所 にラベルを貼っておくだけで、モノをきちんと元に戻す習慣が身につきます。また、「乾燥をかける・かけない」といった洗濯物の仕分けなどにも、ラベリングが有効です。