ラグの敷きかた選びかた

実用性だけでなくインテリアのポイントにもなる「ラグ」は、素材や色、形もサイズもさまざまで、迷いがちなアイテムのひとつ。
ヒントを参考に、インテリアにぴったりのラグを見つけましょう!

Hint1

ラグ選びのポイント

ラグ選びのポイントは、「その空間で何をするか」。それによって、最適なサイズや素材が異なります。また、生活のベースは床なのか、ソファや椅子なのかによっても、ラグに求める役割は変わってきます。さらに、部屋の広さやどんな家具をどの位置にレイアウトするのかも、ラグのサイズを決める上で大切なポイントです。それぞれの空間にぴったりのラグを選ぶために、生活シーンをなるべく具体的に思い描くことからはじめましょう!

Hint2

ラグを敷けばいいことたくさん!

\ ペットにも安心 /
床材によっては歩行時に滑ってペットの脚に負担がかかることも。ラグを敷くことで負担が軽減できます。

○吸音

歩行音や生活音を和らげたり、共鳴を抑えるてくれます。

○保温・断熱

保温・断熱に優れ、冬場のヒヤっと感を防止します。

○快適さ

柔らかく肌触りが良いので、座ったり、寝転んでも快適。

○ホコリ防止

ホコリを吸着し、空気中に舞うのを抑えてくれます。

○キズ防止

モノを落とした時などの床の傷を防止してくれます。

○空間演出

インテリアとして楽しむだけでなく、“場”を分ける効果も。

○安全・安心

転倒時などの衝撃を吸収し、お年寄りや赤ちゃんにも安心。

Hint3

空間にあわせるラグの選びかた

誰がどんな過ごしかたをする部屋なのかを、まずは整理してみましょう。
インテリア性や快適性において、それぞれの空間にぴったりのラグを選びやすくなります。

リビング

フロアライフ

ソファの下にラグを完全に敷き込み、リビングテーブルのまわりにも座れるよう、余裕を持ったサイズがおすすめです。

ソファライフ

テーブルの下に敷くコンパクトなサイズで十分。ソファの幅程度のサイズがあると、バランスよくまとまります。

ゾーニング

リビングダイニングの一角にラグを敷き、そこにソファ&テーブルを置くことで、広い空間を区切ることができます。

ダイニング

ダイニングチェアを引いたときの音を解消します。汚れがつきにくく落としやすい素材がおすすめです。テーブルまわりには少なくとも750mmの余裕を設けてください。

ベッドルーム

保温性のあるラグを選ぶと、眠る前のくつろぎや眠りの質の向上につながります。ベッドサイドに敷くと、起きた時快適です。ベッドの長さに揃えたサイズのラグがベストです。

子ども部屋

床の汚れや傷防止に効果的。また、階下への防音にもなります。素材は、遊び毛の出にくいものがよいでしょう。勉強机の椅子を引くスペースや、動線を考慮して決めましょう。

Hint4

素材とテクスチャーの選びかた

一般的なテクスチャーや素材をご紹介します。
使う空間やお手入れのことを考慮しながら、ラグ選びの参考にしてください。

テクスチャー

平織り

押し跡がつきにくいので、家具の下に敷く使い方におすすめ。

カット

毛足の長いものと短いものがあり、フロアの生活スタイルに。

ループ

家具の下に敷く使い方のほか、床に直接座るスタイルにもおすすめ。

素 材

綿 肌触りがよく、日本人に人気。吸湿性・耐久性が優秀
ポリエステル 熱や薬品に強く、洗濯などのお手入れがしやすい
ウール 呼吸する素材なので、冬はあたたかく、夏は涼しい
アクリル 発色性に優れ、色バリエーションが豊富
シルク 光沢感があり、さらりとした生地。保温性・吸放湿性も
ナイロン 耐摩耗性・耐久性に優れている
ポリプロピレン ナイロンに似たお手頃繊維。軽く、摩耗・加圧に強い
麻(ジュート) 独特のシャリ感がある。吸湿性・速乾性に優れている