実用性だけでなくインテリアのポイントにもなる「ラグ」は、素材や色、形もサイズもさまざまで、迷いがちなアイテムのひとつ。
ヒントを参考に、インテリアにぴったりのラグを見つけましょう!
ラグ選びのポイントは、「その空間で何をするか」。それによって、最適なサイズや素材が異なります。また、生活のベースは床なのか、ソファや椅子なのかによっても、ラグに求める役割は変わってきます。さらに、部屋の広さやどんな家具をどの位置にレイアウトするのかも、ラグのサイズを決める上で大切なポイントです。それぞれの空間にぴったりのラグを選ぶために、生活シーンをなるべく具体的に思い描くことからはじめましょう!

ラグを敷けばいいことたくさん!
\ ペットにも安心 /
床材によっては歩行時に滑ってペットの脚に負担がかかることも。ラグを敷くことで負担が軽減できます。
○吸音
歩行音や生活音を和らげたり、共鳴を抑えるてくれます。
○保温・断熱
保温・断熱に優れ、冬場のヒヤっと感を防止します。
○快適さ
柔らかく肌触りが良いので、座ったり、寝転んでも快適。
○ホコリ防止
ホコリを吸着し、空気中に舞うのを抑えてくれます。
○キズ防止
モノを落とした時などの床の傷を防止してくれます。
○空間演出
インテリアとして楽しむだけでなく、“場”を分ける効果も。
○安全・安心
転倒時などの衝撃を吸収し、お年寄りや赤ちゃんにも安心。
空間にあわせるラグの選びかた

誰がどんな過ごしかたをする部屋なのかを、まずは整理してみましょう。
インテリア性や快適性において、それぞれの空間にぴったりのラグを選びやすくなります。
リビング

フロアライフ
ソファの下にラグを完全に敷き込み、リビングテーブルのまわりにも座れるよう、余裕を持ったサイズがおすすめです。

ソファライフ
テーブルの下に敷くコンパクトなサイズで十分。ソファの幅程度のサイズがあると、バランスよくまとまります。

ゾーニング
リビングダイニングの一角にラグを敷き、そこにソファ&テーブルを置くことで、広い空間を区切ることができます。
ダイニング

ダイニングチェアを引いたときの音を解消します。汚れがつきにくく落としやすい素材がおすすめです。テーブルまわりには少なくとも750mmの余裕を設けてください。
ベッドルーム

保温性のあるラグを選ぶと、眠る前のくつろぎや眠りの質の向上につながります。ベッドサイドに敷くと、起きた時快適です。ベッドの長さに揃えたサイズのラグがベストです。
子ども部屋

床の汚れや傷防止に効果的。また、階下への防音にもなります。素材は、遊び毛の出にくいものがよいでしょう。勉強机の椅子を引くスペースや、動線を考慮して決めましょう。
素材とテクスチャーの選びかた
一般的なテクスチャーや素材をご紹介します。
使う空間やお手入れのことを考慮しながら、ラグ選びの参考にしてください。
テクスチャー

平織り
押し跡がつきにくいので、家具の下に敷く使い方におすすめ。

カット
毛足の長いものと短いものがあり、フロアの生活スタイルに。

ループ
家具の下に敷く使い方のほか、床に直接座るスタイルにもおすすめ。
素 材
綿 | 肌触りがよく、日本人に人気。吸湿性・耐久性が優秀 |
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ポリエステル | 熱や薬品に強く、洗濯などのお手入れがしやすい |
ウール | 呼吸する素材なので、冬はあたたかく、夏は涼しい |
アクリル | 発色性に優れ、色バリエーションが豊富 |
シルク | 光沢感があり、さらりとした生地。保温性・吸放湿性も |
ナイロン | 耐摩耗性・耐久性に優れている |
ポリプロピレン | ナイロンに似たお手頃繊維。軽く、摩耗・加圧に強い |
麻(ジュート) | 独特のシャリ感がある。吸湿性・速乾性に優れている |