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駅近の第一種住居専用地域にある土地に、子育て期のファミリーのニーズに応える2LDK・6戸からなる「蔵のある賃貸住宅」を建築しました。子どもの安全・安心を守る設備の設置や、入居者同士の交流を生み出す取り組みによって、国土交通省が実施している「子育て支援型共同住宅促進事業」の対象となり、補助金が交付されています。たとえば、防犯対策としては、オートロックの共用エントランスを設け、2階の住戸へもエントランス内の内階段からアクセスする動線を採用。宅配ボックスも、エントランスの外側に設置しています。また、住戸内でも、子どもを見守れる空間設計など安全・安心のためのさまざまな工夫を盛り込みました。さらに、建物と駐車場の間に6家族分の家庭菜園を提案。親同士、子ども同士がしぜんに交流する機会を生み出しています。
バーチャル展示場のモデルルームでは、LDKに大収納空間「蔵」を設けました。家族の歴史の保管庫として、子どものおもちゃや描いた絵、作ったもの、思い出の品などを、ずっと捨てずにしまっておけます。四季の行事で使う道具もしまっておけるため、ひな祭りや端午の節句、クリスマスなどを存分に楽しめます。日常的にリビングで使うものも、すぐに出し入れできて便利です。また、万一の災害に備えて、水や食料や防災用品をストックしておく場所にも最適。きちんと備えておくことは、いざというときに子どもを守ることにもつながります。この「蔵」があることで、リビングは約3.5mの高天井に。高窓からも光が差し込む明るく開放的なスペースで、親子の時間を過ごせます。
水廻りは玄関ホールの周囲にまとめてレイアウトし、帰宅後すぐに手を洗ってからLDKに向かえる“ただいま動線”としました。衛生的で、感染症予防対策にもなります。キッチンは対面型ですから、子どもとおしゃべりしながら料理づくりを進められます。また、キッチンからは、リビングやダイニングはもちろん、「蔵」の上の子ども室まで視線が届きますから、子どもがどこにいても見守ることができます。
子ども室は、「蔵」の上のスキップフロアに設けました。個室にはせず、リビングの吹き抜け側をオープンにしてガラスの腰壁を設けています。LDKにいる両親と直接、会話することができ、存在を身近に感じていられます。両親にとっても、子どもを見守ることができて安心です。衣類など、ふだん使うものをしまえるクロゼットも設置しました。窓の外は、光と風がさわやかなインナーバルコニーです。安全面を考慮し、よじ登れるエアコンの室外機などは置いていません。
※ 蔵のある賃貸住宅・大収納空間「蔵」は、ミサワホームの登録商標です。
※「蔵」は居室としての使用はできません。
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