中古住宅の魅了は、何といっても新築よりも安く買えること。販売価格は、不動産会社が築年数や面積、周りの環境などさまざまな条件から査定し周辺相場と照らし合わせ、かつ売主の意向も加味して設定されます。築15年くらいまでは価格の下がり幅が大きく、それ以降は緩やかになることが多いようです。しかしその価格で確定するのではなく、買主が交渉する余地も残されているので、不動産会社に相談してみましょう。既存の梁や柱を生かして上手にリフォームすることで、ご希望を反映した住まいが、新築よりもお手軽な価格で実現することができます。
「いつまでもこの街に住み続けたい」、「憧れのあの街で暮らしたい」。人それぞれに街へのこだわりがあるはず。中古なら、常にさまざまなエリアで売り出されているので物件数も豊富。エリアを限定して探すなら、新築よりも断然、選択肢が多くなります。不動産会社にも「このエリアで見つけたい」とはっきり伝えておくことで、その地域に限定して、条件に合った物件が出るたびに情報を教えてもらえます。
「中古+リフォーム」の楽しさは、自分がこだわって選んだ材料や設備を使って自分らしい空間を創れるところにあります。あえて部分的に既存を残して空間に味付けしたり、古い建材などもちょっとした工夫で新鮮な魅力を発揮します。既存を残すことで、エコにもコストダウンにもつながります。また、フルリノベーションで、ライフスタイルにあわせた間取りや、好みのインテリアに一新することも。マンションはもちろん、築年数の経過した戸建住宅も、耐震+制震リフォームで新築同様の強い住まいへと、再生することができます。
マンションなら管理状況や住んでいる人の雰囲気、戸建の場合でも、分譲し始めの街と違って、生活感のある街並みや、近隣の雰囲気をチェックすることができます。物件の状態はもちろん、日当たりなどもつぶさにわかります。また、建物には変えられない部分もあるので事前の状態や構造によっては、ご希望に添えない場合もございますので、購入前に専門家にチェックしてもらうのが安心です。
物件購入においては、「住宅ローン控除」や「贈与税非課税制度」などの優遇制度を、新築住宅の購入と同様に利用できる場合があります。また、耐震適合証明・リフォーム工事の内容によっては、補助金制度を利用して、リフォーム費用の負担を軽減できる場合があります。時期や地域により異なりますのでリフォームの専門家に問い合わせることをお勧めします。
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