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うさぎドロップ

©2011『うさぎドロップ』製作委員会

うさぎドロップ

あらすじ

宇仁田ゆみの同名人気コミックの映画化。祖父が急逝し、祖父の隠し子(!)だという6歳の女の子・りんが一人残される。誰も彼女を引き取ろうとしない親戚の中で、ダイキチは自分が預かることを決意。周りの大人たちは甘いと反対するが…。共演に香里奈、桐谷美玲、吹雪ジュン、中村梅雀ほか。劇中、ある場面に出てくる夢のある室内プラネタリウムも必見。

『うさぎドロップ』
監督:SABU
出演:松山ケンイチ、香里奈、芦田愛菜ほか

『うさぎドロップ』
DVD ¥4,095(税込) ブルーレイ ¥5,040(税込)
発売元・販売元:ハピネット

DVD

ワクワクする子ども部屋

27歳独身の会社員が急遽、6歳の女の子の父親になる…!?  昨年公開された映画『うさぎドロップ』。女の子を演じる芦田愛菜ちゃんのたまらない可愛さもさることながら、舞台となる一軒家にもワクワクする楽しさがある。

誰もが見覚えのある、平屋一戸建てのごく普通の家。松山ケンイチ演じる主人公・ダイキチは、この家にひとりで暮らしている。昔ながらの家なのだが、オーディオや家電、椅子などの家具や小物がおしゃれで、部屋全体がなんともいい雰囲気。愛菜ちゃん演じる女の子・りんがやってきたばかりの頃は、寒色系の小物が効いた、風通しのいい男の部屋という風情。それが、少しずつ生活にりんが溶け込んでいくに連れ、キッチンや窓のシールに、壁に貼られた折り紙細工…暖色系の飾りが徐々に増え、子どもと暮らすハッピーな雰囲気に満ちていく。特に子ども部屋を用意しなくても、飾りつけを楽しむことで、いくらでも子どもの部屋は出来上がるのだなと思う。心のこもった手作りの飾りには何にも代えがたい魅力がある。

育児と仕事の両立に悩むダイキチは、二歳児の母である会社の先輩に相談する。「お子さんのことで自分が犠牲になっているって思うことありますか?」。すると彼女は「どうなんだろう…でも、子どもと過ごす時間も、自分の時間だから」。そのひと言でスイッチが入るダイキチ。誰でも最初から親なわけじゃない。いろいろ戸惑いながら、少しずつ親になっていく。そんな共感を、子どもたちの足元など、小さなところを大切に見つめる優しいまなざしで描いた作品。少しずつりんの居場所が増えていくダイキチの部屋のインテリアは、彼の心の中そのもの。りんとの境目が次第になくなって、二人が親子になっていく様子がじんわりとあたたかい。

文◎多賀谷浩子(映画ライター)

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