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ル・コルビュジエの家

ル・コルビュジエの家

あらすじ

ニューヨーク近代美術館MoMAやパリのポンピドゥーセンターなどアート界からも熱い視線を受けるアルゼンチン期待の監督コンビが描く唯一無二の作品。全体を包むセンスが秀逸で、所どころに見られるクルチェット邸のインテリアも目に楽しい。着眼点でうならせる監督が見つめた家、そして人。隣人のあけた壁の穴が、あなたの価値観にも風穴をうがつ── !?

東京・シネマート六本木にて10月6日より、
大阪・梅田ガーデンシネマにて10月27日より公開
以降、全国順次公開予定

『ル・コルビュジエの家』
監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
出演:ラファエル・スプレゲルブルド、ダニエル・アラオスほか

名建築家の家

ル・コルビュジエの家に住んだら、どんなに素敵だろう−

東京・上野にある国立西洋美術館も手がけた、世界に知られる建築家、ル・コルビュジエ。彼がブエノスアイレスに築いた「クルチェット邸」を舞台に撮影された映画が、いま公開されている。

タイトルを見ると、ドキュメンタリー映画? と思うのだが、これはアルゼンチンの劇映画。主人公の一家がクルチェット邸に住んでいるという設定だ。

物語はいたってシンプル。ある日、主人公・レオナルドとその妻がただならぬ騒音に驚いて窓の外を見ると、なんと隣家の主がハンマーで家と家の間の壁に巨大な穴をあけている。

クルチェット邸からの景観はもちろん、プライバシーも台無し。慌てて苦情を言うレオナルドに、隣人・ビクトルは「部屋が暗いので、陽射しを取り込みたいだけ。かっこいい窓にするから」と悪びれる様子もない。さあ、どうするレオナルド−!?

壁の穴をめぐる、シンプルな攻防だけで物語は進むのだが、これが面白い。次から次へと奥の手を出してくるビクトル。それに脅えるレオナルド。筋だけ聞くとサイコホラーのようだが、どうにも笑ってしまうのは、二人のキャラクターのせいだろう。

レオナルドは椅子のデザインで一躍、有名になったセレブのデザイナー。一方のビクトルはスキンヘッドにダミ声のナゾの隣人。生活スタイルも価値観も何もかもが違う二人。ビクトルにとって好意でも、レオナルドにとっては脅威。そんなビクトルの無邪気かつ怪しげな提案が次々に繰り出され、次は何が…!?と観客も奇妙な罠に引き込まれていく。

ル・コルビュジエの家に暮らしたら│「ウマイ!」と膝を打ちたくなる、視点とユーモアの秀作。

文◎多賀谷浩子(映画ライター)

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