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ルビー・スパークス

ルビー・スパークス

あらすじ

『リトル・ミス・サンシャイン』(06)の監督と『(500)日のサマー』(09)のスタジオが組んだ2012年のアメリカ映画。映画を動かすキュートな存在“ルビー・スパークス”を演じるゾーイ・カザンが脚本も担当している。主人公・カルヴィンの家もおしゃれだが、アネット・ベニング演じる彼の母親が暮らす、ジャングルの木々と共生する、木とレンガの隠れ家も面白い。

『ルビー・スパークス』
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演:ポール・ダノ、ゾーイ・カザン、アネット・ベニングほか

『ルビー・スパークス』
DVD ¥1,490 (税込)
発売・販売元:20世紀フォックス
ホームエンターテイメント ジャパン

DVD

ミラクルを呼ぶ家

もうダメだ‥と思った時、不思議な出会いに救われる。そんな経験ないだろうか。そういう時、私たちは亡くなった大事な人が助けてくれたと感じたり、何か神聖なものに触れた気持ちになる。

映画『ルビー・スパークス』が、スランプの作家が再生していくまでをユーモアたっぷりに描きながら、観ていて不思議な感動に包まれるのは、根底にそんな感覚が流れているからなのかもしれない。

主人公の作家・カルヴィンは10代で天才と謳われた作家。その後、長いスランプのさなかにいる彼は、ある夜、不思議な夢を見る。陽の光を背に受け、女の子が語りかけてくる、なにかとてもスウィートな夢。飛び起きたカルヴィンは早速、タイプライターに向かい、寝食を忘れ、彼女ルビー・スパークス≠フ物語を書きはじめる。そんなの久しぶりだった、書くことが止めどなく溢れる悦び。

すると彼の家に、以前からそこにいたような自然さでルビーがいるではないか。ついに気が触れたと動揺するカルヴィン。けれど、彼女は実在し、彼が書く小説のとおりになっていく。まさに理想の彼女との共同生活。誰も見たことない、不思議な恋のはじまり。ずっと忘れていたときめきの果てに、彼がたどり着いた先は──。

映画のほとんどのシーンの舞台となるのが、カルヴィンの家。白やグレーを基調に、所々にデザインを感じさせるシンプルなインテリアが、映画全体に洗練された雰囲気を醸し出している。

インスピレーションという予測のつかない神聖なものに動かされる作家の仕事。そしてまた恋というのも、予測のつかない不思議に満ちている。私たちの生を動かす不思議を、他にはないアイディアで描いた作品。宝物を見つけたような気持ちにさせてくれる。

文◎多賀谷浩子(映画ライター)

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