2012
フィンセント・ファン・ゴッホ

画家「フィンセント・ファン・ゴッホ」の
直筆文字をデザインした、インテリアカレンダー

日本が好きで、浮世絵の影響を色濃く受けたゴッホ。日本でも海外でも展覧会をすれば必ず成功するゴッホ。私たち日本人も大好きな画家です。今回、オランダのファン・ゴッホ美術館の全面的な協力を得て、ゴッホの人生を物語る貴重なスケッチ入りの手紙を選び、編集・構成いたします。1月には1月の、2月には2月の、手紙の書かれた月に合わせて各月の絵柄を構成しました。また7月にはポール・ゴーギャンからゴッホに宛てた手紙、12月には弟テオからゴッホに宛てた手紙を掲載。彼らの数字と筆跡でふた月分を構成しています。友人・家族との絆を加味した、厚みのある新鮮な企画内容となりました。『いずれはぼくの絵が、絵具や生活費以上の価値があることを認められる日はきっと来るだろう』と信じ、弟テオに手紙を書き続けたゴッホ。しかし生前、油彩画はたった一枚しか売れませんでした。それでもゴッホは描き続け、弟テオは画家の全生活を支え続けました。手紙の中で、ゴッホは弟に日々の暮らしぶり、親への思い、恋愛のことなどを書き連ね、スケッチ入りで絵の構想やその時描いている絵の状況を伝えました。誰もが知るゴッホと知られざるゴッホが楽しめるカレンダーです。

1月 1882年1月14日頃 ハーグからテオ宛て。『コーヒーを挽く少女』スケッチ入り手紙
2月 1883年2月20日か21日頃 ハーグからテオ宛て。『よろい戸付きアトリエの窓』スケッチ入り手紙
3月 1883年3月2日頃 ハーグからテオ宛て。『アトリエの人々』スケッチ入り手紙
4月 1885年4月9日 ニューネンからテオ宛て。『馬鈴薯を食べる人々』スケッチ入り手紙
5月 1882年5月1日 ハーグからテオ宛て。『ファン・ゴッホの未来の家の間取り』スケッチ入り手紙
6月 1890年6月5日 オーヴェル=シュル=オワーズから妹ウィレミーナ宛て。『アルルの女』スケッチ入り手紙
7月 1888年7月22日頃 ポンタヴェンのポール・ゴーギャンからゴッホ宛て。『格闘する少年たち』スケッチ入り手紙
8月 1882年8月5日 ハーグからテオ宛て。『ゴッホのパレット』スケッチ入り手紙
9月 1882年9月23日頃 友人のアントン・ファン・ラッパルト宛て。『傘を持った後ろ姿の老人』スケッチ入り手紙
10月 1883年10月16日頃 ニューアムステルダムからテオ宛て。『農夫と二人の婦人』スケッチ入り手紙
11月 1888年11月21日頃 アルルからテオ宛て。『夕陽を背に種をまく人』スケッチ入り手紙
12月 1889年12月8日 パリのテオからゴッホ宛ての手紙