2016
ハンス・クリスチャン・アンデルセン

童話作家「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」の
直筆文字をデザインした、インテリアカレンダー

「父は貧しい靴職人でしたが、夜になるとホルベアの戯曲や千夜一夜物語を朗読してくれました。おもちゃや人形を一緒に作って小さな部屋に舞台を作り人形芝居をしてくれました」___ 2016年は、この子供時代の経験が後に大きく花開いたデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの筆跡をコレクションしました。ヨーロッパ中の王家や貴族たちと友人関係を築きあげ、成功を収めた作家アンデルセンとはどんな人柄だったのでしょう。生地フュン島のオーデンセにあるハンス・クリスチャン・アンデルセン博物館に取材し、全面的な協力を得て、数字を始め、サイン、原稿の筆跡、スケッチや切り絵作品などを収集。童話作家としてだけでなく、詩人、小説家、素描家、切り絵作家など多才な芸術家像が浮かび上がってきました。旅が好きだったアンデルセンは30回近く外国に出かけています。言葉に表せない景色を見ると、一度も習ったことがないのに手が勝手に動き出しスケッチを描いていたそうです。大きな鋏で器用に紙をカットし、独自の切り絵を作って友人たちにプレゼントしました。切り絵は1500点以上もの作品が残っています。カレンダーのページをめくるごとにユーモアに満ちた優しいアンデルセンの人柄が表れ、表紙から12月まで飽きることなくお楽しみいただけます。

1月 切り絵 太陽と男 少女アストリッド・スタンプのための手作り絵本から。
2月 修行僧の踊り トルコ旅行中のスケッチ
3月 「ユトランド」 切り絵をのせた譜面と自筆詞
4月 ミケランジェロの家と自筆「旅こそわが人生」 フィレンツェ旅行中のスケッチと旅日記の中の言葉
5月 切り絵 気球その他 少女アストリッド・スタンプのための手作り絵本から。
6月 あなたを守りたい 市民警備隊 恋する女性を挟む男たち
7月 切り絵 童話「みにくいアヒルの子」自筆「私の人生はさながら美しい童話のようだ」 童話のためのイラストレーションと自伝からの言葉
8月 キューピッドと童話自筆「いたずらっ子」 心をお手玉するキューピッドのスケッチと童話の一部
9月 切り絵 風車その他 少女アストリッド・スタンプのための手作り絵本から。
10月 A bone in the nose デンマークの諺を描いた顔の画
11月 幻想画 鏡を持ち上げる女性 オットー少年のためのスケッチ
12月 切り絵 羽のあるハートのクィーン コンサートのプログラムを切り絵にした