夏は通り抜ける風、 冬はクリーンな暖炉の炎を楽しむ。 心地よい都会のエコライフ
立地を気に入り、中古マンションを購入されたM様。北向きで暗かったキッチンとサニタリーをつなげて、行き来できるようにしました。さらに、システムキッチンと洗面台を窓際に並べ、水廻り設備を一体的に使えるように一工夫。風の通り道が生まれ、家事効率も格段にアップしました。また変形リビングの奥まった箇所には、植物由来の燃料を使うバイオエタノール暖炉を配置しました。排出するのは二酸化炭素と水のみで、空気を乾燥させることなく暖めます。「冬は、炎のゆらめきや音に癒されています」とM様。暖炉の上下には収納棚を造作し、コンパクトな空間を有効活用。自然と空間を活かすエコロジーな設計です。 LD全景。バイオエタノール暖炉の設置位置は、リビング入口に立った時に視線が集まる場所でもあり、住まいの中心的な存在となっている。元々設置されていた床暖房設備は撤去し、冬場のメイン暖房として使用。
燃料はトウモロコシやサトウキビ等、植物由来の資源からつくられるアルコールで、煙や煤が出ないため、排煙設備や配線が不要。不燃材で囲ったスペースを用意して置くだけなので、マンションでも簡単に設置できます。(管理組合の承認取得)
キッチンからサニタリーを見通す。空間にあわせて造作したダイニングテーブルは、人数や用途に合わせて天板の一部を拡げられるバタフライ式としました。
窓際に配置した洗面台とシステムキッチン。構造上制約がある間取りを工夫して新設した開口部によって回遊動線が生まれ、家事動線が改善されました。
リフォームデータ
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建物種別
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マンション
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施工主
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東京都 M様
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築年数
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築約12年
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工事費用
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約600万円