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南極の観測
南極を知ることは、地球を知ること。地球の過去、現在、未来を知ること。 私たちの身近な“これから”を知ること。

大地を調べる(国立極地研究所 地圏研究グループ)

今から約2億年前に地球に存在した“超大陸ゴンドワナ”をご存知でしょうか?南極大陸を含めた、現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、オーストラリア大陸などが陸続きになってできていた、かなり大きな大陸のことです。このゴンドワナ大陸は、永い年月の間に少しずつ分裂し、移動し、現在の地球で見られる幾つかの大陸になりました。 宝石鉱物を採取する

南極南極には、この超大陸ゴンドワナが現在の地球で見られるような姿になるまでの“大陸地殻の形成発達過程の謎”を解き明かす鍵が多く残されています。例えば、南極の昭和基地付近の大地から採れるルビーやサファイアなどの宝石鉱物は、スリランカや南アフリカなどの地域で採掘されるものととても似通っており、これはゴンドワナ大陸では、昭和基地のすぐ近くにスリランカや南アフリカがあったことを物語っています。
このように南極の大地を試料として、そこに隠されている地球誕生の謎などを解明しようと取り組んでいるのが、国立極地研究所・地圏研究グループです。

南極の大地を調べることは、過去の地球の姿を解き明かすこと以外にも、地球規模の環境変遷を知ることとも密接に関連しています。
南極の山地や氷床の縁辺部に顔を出している沿岸露岩、海低の大陸棚を調べることで、南極の氷床の発達過程と変動の歴史を紐解くことができます。同時に、そこに分布する堆積物や化石の種類と年代を調べることで、南極大陸の地殻変動や世界的な海水準の変動を解明することができるのです。

未来の地球環境が守られている
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