○ 奈良県生駒市が取り組むスマートコミュニティ推進モデル事業の一環 ○ 立地環境に配慮した外構計画により全棟で環境共生住宅認定を取得予定 ○ オリジナルHEMSサービスを活用して地域内の省エネアドバイスを実施
エネルギーをムダなく活用する住まい
「オナーズヒル白庭みなみ丘」は奈良県生駒市が取り組むスマートコミュニティ推進モデル事業として展開するもので、ミサワホームグループでは、本事業の目的である環境に配慮した安全・安心なまちづくりを実現し、さらにまち全体での快適性向上や生活の質の向上を実現するための、実効性の高い取り組みを提案しています。
全体計画の策定にあたっては、事前に周辺地域の気候風土や生態系の調査を実施しました。その結果を参考に約17,000m²の開発地全体に微気候デザイン設計を採用し、快適で環境に配慮したまちを目指します。また、当社オリジナルHEMSサービス「enecoco(エネココ)」を活用し、地域全体のエネルギー利用量や各住戸の利用量を見える化するほか、一般財団法人日本気象協会(本社 東京都豊島区/会長 繩野克彦)が持つ気象予報データに応じて窓開けやカーテン開閉などのアドバイスを行うことで、環境に配慮した行動を喚起します。将来的には「enecoco」を経由して取得した地域内のエネルギー利用データを活用し、地域内エネルギーを最適利用する仕組みづくりを検討していきます。
住戸レベルでは、気密性・断熱性などの基本性能を確保しつつ、排熱・通風用の開口などの配置を考慮し省エネにつなげるほか、太陽光発電システムや燃料電池、HEMSなどの環境設備を標準採用します。さらに、各戸の緑化率(※1)を40%以上確保し全棟で「環境共生住宅」認定を取得する予定です。自動車との連携としては将来のEV普及を考慮し、EV充電コンセントの設置と、V2H(Vehicle to Home)に対応するための先行配管を全戸で実施します。
ミサワホームグループでは、今後も地域の気候風土や生態系に配慮したスマートタウンづくりを推進していくことで、人や環境にやさしいだけでなく、その周辺地域にも貢献できるスマートタウンの開発に注力していく考えです。
※1:対象となる面積(敷地面積-建築面積)に対して緑被地が占める割合。