
京都府 Hさま邸
集まる家族も、訪れるゲストも、
思いのままにくつろぐ
空間の変化とつながりが、
心地よい場所と時間を育む住まい
「家族やゲストが、ゆったり過ごせる場所をつくりたい」とHさま。
周辺環境を考慮した大空間と、生活感を出さないアイデアで、
普段暮らす場所が、そのまま「おもてなし」の空間になりました。
まちなみに馴染む深い色使いが印象的なファサード。中に入ると、淡いグレーを基調としたシンプルで美しい空間が広がるHさまのお住まい。テーマは「家族もゲストも、くつろげる場所にすること」。周辺環境を考慮した間取りがポイントです。リビングは約3.9mの高天井の大空間に。道路と面しているため、外からの視線を遮るように窓の配置を計算しています。一方、庭とつながり、プライバシーが保てる南側のダイニングには、心地よい日差しを採り込むための大開口と高窓を設けました。「庭で遊ぶ子どもの様子を見守りながら、ゆったりと過ごせます」と奥さま。それぞれの天井高に高低差を設けることで、つながりを意識しながら、表情のある空間となりました。
見晴らしのいいオープンキッチンは、親子やゲストが一緒に立っても余裕の広さです。パントリー、ランドリールーム、洗面室を回遊式につなげて、効率的な家事動線を設計しました。また、ダイニングにはお子さまたちと一緒に宿題や勉強できるように、ワークデスクを造作しました。使わない時は扉を閉めれば、生活感を上手に隠せる工夫を施しています。
子どもたちが安心して遊べる庭や、趣味を楽しむ和室など、家時間を大切にできる場所がたくさんできたとHさま。「家族が普段暮らしている場所で、そのままゲストをおもてなしできるのがうれしいですね」と笑顔で話してくれました。