はじめまして
2014.2.19
はじめまして
地震や台風などの災害によるものや家庭内での事故など、住まいにはさまざまな危険があります。
安全で安心できる住まいの環境は誰もが望んでいることですが、そのなかの一つに、犯罪からの安全、防犯があります。
一口に防犯といっても、警察の捜査やパトロール、自治体による道路や公園等の整備、住民による防犯パトロール、自宅の扉への補助錠の取付けなど幅広い内容が含まれています。
そのため防犯対策もいろいろですが、自宅の建物と敷地についての具体的な対策については、当ホームページと冊子に載せていますので併せてご覧ください。ご自宅の対応を検討される際にお役に立つことができれば幸いです。
話は変わりますが、法務総合研究所が行った、犯罪の被害に遭った人への調査によると、窃盗の被害についても、およそ5割の人が、「大きな精神的な影響を受けた」と答えています。その具体的な影響は「夜眠れなくなった」「外出できなくなった」などを選んでいます。(注1)
仮に、金品を盗られていなくても、室内に靴跡があり部屋を荒らされた状況を見て、何となく感じる不安が増えていきます。
また20年ほど前になりますが、侵入盗防止研究委員会が行った調査のなかで、被害宅の状況を見た警察官が、その家屋が犯行対象に選ばれた理由として、「被害者宅で物理的な警戒を欠く」に示される窓やドアの対策が不十分である理由のほかに、「隣の建物との位置や境界等が犯行に好都合」「被害者宅の周囲が暗く接近し易かった」など建物周囲の環境についても推定しています。(注2)
安全で安心な住まいの環境を整えるために、犯罪が多い地域かなどの地域性も考慮しながら、自宅が犯行対象に選ばれないようにすることが必要になると考えられます。
当ブログでは、建物環境とそこで起こる侵入窃盗などの防犯対策に関連することを載せる予定です。
どうぞよろしくお願い致します。
(注1)法務省 犯罪白書 平成11年版
(注2)侵入盗防止研究委員会 侵入盗の被害者に関する研究 平成7年3月
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