安心・安全に暮らすための住宅防犯トピックス

小規模な集合住宅向けのセキュリティインターホン

2015.9.30

こんにちは


平成12年、警察庁は「共同住宅に係る防犯上の留意事項」を公表しました。


その後、平成18年に「防犯優良マンション認定制度」が創設され、住棟計画や住戸の仕様設備について満たすべき基準が整備されました。
その基準の中には、共用玄関にオートロック機能を設けることや、防犯カメラの設置など、おなじみの設備機器に関する基準が含まれています。
現在、管理人室があるマンションでは、オートロック機能、各種の防災用警報器との連携、管理人室との連絡など、様々な機能を持つ総合情報システムが使われています。


アパートでは、防犯優良マンションのような様々な防犯対策を備えることは、まだ一般的ではありません。
しかし最近では、オートロック機能を備えた共用玄関のある2階建てのアパートを見かけるようになってきました。
このような小規模集合住宅を主な対象とし、セキュリティ機能を付加したインターホンの製品が充実してきています。


現在一部の地域には、警察やセキュリティ協会などが連携して作った、低層共同住宅の防犯認定制度があります。
その認定基準の要求事項には、各住戸に警報装置を設置することが含まれています。
この要求事項は、防犯優良マンションの認定基準には記載されていませんが、管理人のいない小規模なアパートという特性に注目して、異常時の警報機能を充実させるものです。
アパートの各住戸に警報機能を設ける場合、今までは専用の警報機器を設置する必要がありましたが、この警報機能を有するインターホンが販売されるようになりました。


このようなインターホンの一例として、アイホン株式会社のPATMO(パトモ)(※)があります。
このインターホンは、居室内にあるモニター付親機の非常ボタンを押すと、警報音が鳴り、カメラ付玄関子機の画像を自動録画します。
カメラ付玄関子機では、警報音が鳴り、警報LEDが点滅することで、室内の異常を周囲に知らせます。
住宅用火災警報器も接続できるので、防犯と防災を兼ね備えた、まさにセキュリティインターホンシステムです。


セキュリティを重視するアパートには充実したい設備です。
各社、様々な製品がありますので、適切な機能を持った機器をお選びください。


(※)PATMO,パトモはアイホン株式会社の商標または登録商標です。

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