自然と一体となったリゾートホテルのイメージを、軽井沢にいかに体現するか。
南北に長い敷地を贅沢にいかし、パブリックスペースから中庭を囲む回廊を通り、徐々にプライベート空間に移り変わっていく構成とした。いちばん日当りの良い南側には高天井・大空間のLDK。緑あふれる景観を望める南側の大開口を中心に開口を四方向へ設け、いつも自然の光と風を感じられる開放的な空間とした。
高天井には杉板、壁面には外壁と同じ天然石の壁材で、内外繋がる要素を組合わせて、この地の景観と調和するように丁寧に仕上げた。
またベッドルームや浴室へはあえて長い回廊を通る演出で、離れの客室、露天風呂に行くかのような非日常感を味わってもらえるようにした。
建物と庭のバランスをはじめ、差材や照明、導線まで、あらゆる要素がこの地で非日常を味わうために考えられた贅沢な空間で、極上のリゾートステイが叶えられる。