部屋のインテリアに合ったおしゃれな収納家具などを手づくりしたいけれど、DIYは少々ハードルが高くて……。そう考えている方も多いのではないでしょうか。DIYが初めてでも簡単にできる「バンブーラック」のつくり方をDIYクリエイターchikoさんに教えていただきました。電動工具を使わず、100円ショップやホームセンターなど身近なお店で手に入る素材でつくることができるので、DIY初心者でも気軽にチャレンジできるはず。ぜひお試しください。
今回は、以下の材料を使ってつくります。
カッティングボード
15×28×0.9㎝2枚
丸棒 45×φ1.5㎝1本
竹ランチョンマット1枚
強力な両面テープ
角材 15×25×45㎝2本
紙紐適量
極細ビス 27㎜20本
釘 1㎝20本
ノコギリ 手回しドライバー キリもしくはハンドドリル ハサミ 紙やすり
角材の長さは、ランチョンマットの左右幅に合わせてノコギリでカットします。今回は、角材は長さ28.4㎜に、丸棒は取り付ける穴から少しはみ出すように、36㎝にカットしました。
ランチョンマットの上端がくる位置に合わせて、カッティングボードに印を付けます。その印と角材の上部を合わせて、ビスで取り付けます。
カッティングボードの外側に、角材の形を鉛筆でなぞっておくと便利です。また、面倒だからといきなりビスを打ち込まず、 下穴をあけておくことも大切です。木材の割れを防ぐだけでなく、ビスがまっすぐ入り込みやすくなります。
竹ランチョンマットの裏に強力な両面テープを貼ります。ランチョンマットの短い辺を上部の角材の面に合わせて、ぐるりと貼っていきます。
竹ランチョンマットの上から、釘を上部の角材に3カ所、カッティングボードの側面に2カ所、底の部分には左右3カ所打ち、固定します。
最後に持ち手になる丸棒を取り付けます。丸棒が入りにくい場合は、カッティングボードの穴や丸棒を少し紙やすりでこすりながら、調整していきます。
両面テープを丸棒の中央から10㎝ぐらいに貼り、上から紙紐を巻き付けます。
持ち手の部分の滑り止めの効果だけでなく、デザインとしても、ナチュラルなアクセントになりますよ。
リビングの一角で在宅ワークや勉強をしている方は、道具をまとめて移動できるこのようなラックがあると便利です。 ただし、竹のランチョンマットを使っているので、あまり重いモノは入れられません。 重いモノを収納したい場合は、角材を2本増やして、上部と同様に底部分にも取り付けると強度がアップします。
今回はナチュラルなイメージでつくりましたが、カッティングボードのデザインや、素材や色の異なるランチョンマットを選べば、多彩なオリジナルラックをつくることができます。その場合は、しっかりとした素材のランチョンマットを選ぶといいでしょう。
紙紐を使って空き瓶をナチュラルにリメイク
瓶全体、もしくは紐を巻きたい部分まで両面テープ貼り、底からぐるぐると貼り付けなら紐を巻き付けていきます。最後の巻き終わりと最初の巻きはじめはボンドでとめたら完成です。
紐は紙紐以外にも、レザー紐や麻紐でもできます。 ぜひ、瓶や缶、ブラスチックケースなどをナチュラルにリメイクしてみてくださいね。
20年前に購入した、築10年の中古住宅を修繕する為にはじめたDIYにのめり込み、家具や雑貨も制作を開始。ブログやSNSや動画で作り方を発信したところ、そのスタイルが認められ著書を出版。雑誌、テレビやラジオのDIY企画にも多数出演。活動の場は全国へと広がり、現在は新築モデルルームのデザインや、DIY工房、空き家DIYプロデュースなど多岐にわたり活動中。
著書『let’s diy! カフェみたいなお家を作ろう』宝島社
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※掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。
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