DIY初心者でも手軽に取り入れられるのが、「リメイクシート」です。収納ボックス、キッチンや洗面台の収納扉などの色や模様を変えるだけで空間全体の印象が変わります。DIYクリエイターchikoさんがリメイクシートの貼り方を教えてくれましたので、ぜひチャレンジしてみてください。今回は、サイドワゴンの引き出しにリメイクシートを貼ってみます。
今回は、以下の道具を使ってつくります。
ものさし メジャー はさみ カッター 雑巾 布
スクイージー ドライバー ドライヤー
取っ手を外して、埃や気泡が入らないように表面の汚れをしっかりと雑巾で拭きます。
貼る部分の幅と長さを測り、リメイクシートはそれぞれの長さのプラス5㎝位でカットします。
長い扉などに貼る場合は、もう少し余分をみてカットするといいでしょう。
シートの裏紙は一気に剥がさず、最初の数センチを剥がして引き出しに貼り付けます。
スクイージーで空気を抜きながら貼り、少しずつ裏紙を剥がしていきます。スクイージーが手に入らない場合は、布で抑えながら少しずつ貼っていきましょう。
角は乾いた布でこすりながら空気が入らないように圧着させ、はみ出した余分なシートをカットします。
両端は角に向かって切り込みを入れ、側面側に倒して貼ります。
貼った面側のシートは上から被せて、はみ出した余分なシートをカットします。
折り曲げた角の部分を中心にドライヤーをあてながら、布でこすって圧着させるのがコツ。
ドライヤーの熱を利用すれば、しっかりと角も貼り付けられます。
貼り終わったら、引き出しの内側から取っ手を付ける穴にキリや小さなドライバーを押し込み、外側から見えるように小さな印を付けます。そこを目印に、内側に向かってキリやドライバーで穴を開けてから取っ手を取り付けると、綺麗に仕上げることができます。
取っ手を取り付けたら、完成です! 1時間ほどで貼ることができました。
リメイクシートには、キッチンなどの水廻りに貼れる耐水性の優れたもの、壁紙の上から貼れるもの、貼って剥がせる賃貸住宅にも使えるものなど、さまざまな種類があります。また、100円ショップにもカラーボックスや空き箱などのちょっとしたリメイクにも使えるリメイクシートがあります。用途だけでなく、カラーや柄のバリエーションも豊富でデザインも楽しめます。
薄いシートと厚みのあるシートもあり、面積が大きめの場所に貼る場合や、使用頻度の高い引き出しや扉などに使う場合は、厚めのシートが耐摩耗性があるのでおすすめです。また、厚みのあるシートのほうが貼りやすいので、初心者の方はまず厚みのあるシートでリメイクすると失敗しにくいでしょう。
リメイクシートで空き缶を簡単にアレンジ
帯状のリメイクシート「リメイクテープ」や余ったリメイクシートを使って、空き缶や空き箱をリメイクするのもおすすめです。
20年前に購入した、築10年の中古住宅を修繕する為にはじめたDIYにのめり込み、家具や雑貨も制作を開始。ブログやSNSや動画で作り方を発信したところ、そのスタイルが認められ著書を出版。雑誌、テレビやラジオのDIY企画にも多数出演。活動の場は全国へと広がり、現在は新築モデルルームのデザインや、DIY工房、空き家DIYプロデュースなど多岐にわたり活動中。
著書『let’s diy! カフェみたいなお家を作ろう』宝島社
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※掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。
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