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資産活用事例

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不動産投資のメリットとデメリット

 不動産投資をこれから始めたいという人や、あるいはすでに始めている人はたくさんいらっしゃると思いますが、いずれの場合にもメリットとデメリットを把握しておく事が必要です。
 特に不動産投資には多額の資金を必要としますので、思わぬリスクが潜んでいる可能性もあります。

不動産投資のメリット

 不動産投資のメリットの一つは、安定した収入を得られることです。他にも投資の方法はいろいろありますが、比較的安定しているのが不動産投資です。アパートやマンションに住み始めて、数ヶ月で出て行くという人はさほど多くありません。最低でも1年から2年程度は住み続けることが多いため、特に住居系の不動産に投資する場合には、安定した賃料収入が得られます。
また、老後の生活費を確保できるというメリットもあります。多くの人はローンを組んで不動産投資を始めます。ローンが残っている間は、賃料収入を元にして返済をしていきますが、ローンを完済すれば、得られる純収入はすべて自分のものとなります。退職までに完済できる計画を立てておけば、年金代わりにもなります。
加えて、サラリーマンとして所得を得ている人なら、節税にも使うことができます。不動産投資によって物件を保有すれば、会計上は減価償却として費用計上ができます。減価償却は、あくまでも会計上の費用であり、費用計上時においては、実際にキャッシュを支払う必要がないため、その費用を全額損金として所得から控除することで節税ができます。
更に、相続を考えている人にも節税のメリットがあります。
相続税法上、資産を預金や株式などで保有していると時価で評価されますが、不動産は路線価(時価の70%程度と言われます)で評価されますから、課税される金額が比較的低く見積もられます。これによって相続税や贈与税の評価額がおよそ2割から3割、少なくなります。

不動産投資のリスク

 そのほか、インフレ対策になることや、レバレッジ効果によって少額の資金で始められることなど、メリットは様々ありますが、一方でデメリットもあります。
 たとえば、空室や賃料の滞納は最も大きなリスクだと言えるでしょう。それによって賃料収入が減り、ローンを返済できなくなることもありえます。
 空室になる原因の一つが建物の老朽化です。建物が劣化することによって物件が魅力を失い、それにより入居者が減る可能性が高くなります。定期的に修繕やリフォームをして物件を魅力的なものに保つ必要があるため、修繕等の費用は定期的に計上し積み立てておくケースもあります。
 ローンを組んで物件を購入している場合には金利の上昇にも注意が必要です。金利が上昇すると利払い金が増え、それによって手残り現金では融資返済額が賄いきれなくなる可能性があります。

 他には、流動性リスクがあります。
 流動性とは換金のしやすさを意味します。不動産を保有していれば資産としての価値はあるものの、キャッシュが必要になったときにすぐに現金化できない場合もあります。早めに売らないといけないケースでは、安くせざるを得ず、損失が発生する可能性もありますし、最悪の場合、売りたくても売れない場合もありえます。
 このように、不動産投資にはメリットおよびデメリットが多々あります。
 どんな目的で不動産投資を行うのかを明確にし、どうすればデメリットを減らすことができるのかをじっくり検討し、専門知識をもつ不動産会社に相談等した上でスタートするのが良いでしょう。

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