賃貸住宅 子育て世帯を惹きつける新設備

多彩な暮らしを提案するテラスハウス賃貸住宅

2009年・埼玉県さいたま市に開業した西大宮駅。現在に至るまで駅周辺では区画整理が進み、着々と変化を遂げています。このまちに移り住むファミリー層が増えていることから、畑だった敷地を活用しファミリー向けの５戸が入るメゾネットの賃貸住宅が完成しました。
ファミリー層を呼び込む最大の魅力は、賃貸住宅で初めてミサワホーム独自の「フリーリビングユニット」を採用したことです。
フリーリビングユニットとは、下部は大収納空間「蔵」 ®として利用でき、上部のスキップフロアはワークスペースや学習スペース、趣味の空間など、多彩な使い方ができる新発想の造作です。これにより約３mの天井高を有効的に活用できます。
「フリーリビングユニットによって収納やワークスペースを確保でき、入居者はリビングをより広く使うことができます。これは大きな付加価値になると確信しました」とオーナーさま。引き戸部分にも棚が設置されており、戸も収納として活用できます。

※ 大収納空間「蔵」は、ミサワホームの登録商標です。
※「蔵」は居室としての使用はできません

フリーリビングユニットの導入はミサワホームからの提案です。細長い敷地の形状から３LDKを２戸と、２LDKを３戸確保しているのですが、1部屋少ない２LDKの住戸にフリーリビングユニットを設置しました。
「フリーリビングユニットを採用することで、リビングにもうひとつ別の居室があるかのような室内の使い方ができます。２LDKの住戸にとって、部屋数の少なさを補うことができると感じました」。
さいたま市内で複数の賃貸住宅を経営する、経験豊富なオーナーさま。今回は周辺の物件と差別化できるように「戸建感覚」で暮らせる賃貸住宅にしたいとお望みでした。
「駅周辺においては、賃貸住宅が飽和状態です。他社からマンションタイプの賃貸の提案などもありましたが、ファミリー向けに戸建感覚で暮らせるミサワホームの提案がしっくりきました。部屋数や収納が多く、きっと長く住んでいただける物件だと思いました」。

設備面では対面式のカウンターキッチンを採用するなど市場調査からターゲット層に人気の高いものをセレクトしています。
「３LDKの住戸では、土間タイプの広い玄関を採用しました。入居者はアウトドア用品やベビーカーなどを置くことができて便利です」。
内装は部屋によって色合いを変え、幅広い入居者層を見据えてコーディネートしています。今回の経緯をオーナーさまは次のように振り返ります。
「以前は畑で固定資産税の負担が重く、税金対策と収益化を考えて計画しました。収益化できたことで将来的に売却しやすくなり、相続対策にも有効な活用となりました」。
付加価値を設けたことで相場より高い家賃設定が実現し、狙い通りファミリー層を呼び込む結果に。
子育て世代向けの賃貸住宅にとって、フリーリビングユニットは空間を有効活用でき、周辺物件と差別化できる付加価値になることがわかる事例となりました。