賃貸住宅 郊外エリアで持続可能な賃貸住宅のカタチ

全戸が異なる魅力を持つ収納豊富な「蔵のある賃貸住宅®」

神奈川県北西部に位置し、政令指定都市の相模原市。相模湖があり、自然に恵まれた街です。今回訪問したのは最寄り駅から徒歩20分程の場所に完成した、コの字型の外観デザインが印象的な賃貸住宅です。
隣接する場所にはオーナーさまが所有する戸建貸家が２棟並び、一帯が新しいまちなみを形成しています。
土地活用は今回が初めてというオーナーさま。信頼関係のあるJAさんに相談をしながら計画を進めました。
「相続対策を考え、畑だった土地を活用することに。住宅展示場でミサワホームの住宅を見てデザイン性が高く、空間の使い方が魅力的で好印象を持っていました」。
周辺では教育施設や生活利便施設が多く、ファミリー層の賃貸需要が見込めます。ただし駅から距離があり、駅までバスを利用するか、車で移動しなければならない立地です。
「長期的に入居者が埋まるかどうかが重要です。周辺物件にはない強い特色が必要不可欠だと考えました」。

地元の賃貸ニーズに詳しいJAさんから長期安定経営のために、大収納空間「蔵」 ®のあるミサワホームの賃貸住宅を勧められました。
「収納量が豊富な物件は周辺になく、賃料アップや安定経営につながると感じ、依頼することにしました」。
1階の住戸には蔵を設け、その分、天井が高く開放感がある空間に。2階の住戸にはロフト蔵を設け、十分な収納を確保しています。さらに注目は、蔵の内部に備え付けの棚を設置したことです。
「棚があることで、入居者は収納ケースなどを置かなくてもそのまま収納できます」。
コの字型の外観デザインも周辺では珍しく、見る人の印象に残ります。また重層長屋で共用の廊下や階段がなく、玄関からダイレクトに各住戸に出入りでき、戸建感覚で暮らせる点もファミリー層には喜ばれるポイントです。
在宅勤務が広がっていることから、ワークスペースを設けた部屋もあり、こちらも大きな付加価値となります。

※ 蔵のある賃貸住宅・大収納空間「蔵」は、ミサワホームの登録商標です。
※「蔵」は居室としての使用はできません

入居者はファミリー層といっても、新婚さんから子育て世代など幅広い層を見据えました。間取りは1LDKが2戸と2LDKが6戸の計8戸。1LDKは45㎡以上、2LKDは60㎡以上と十分な広さを確保しました。
実際に室内を見学してみると、どの部屋も間取りや部屋の向き、内装など微細に異なり、それぞれにオリジナルの魅力が溢れています。
今回の計画についてJAの方々にもお話を伺いました。
「10年、20年経っても簡単にマネされないものを目指しました。賃貸住宅では入居者の入退去がどうしても発生しますが、長期安定経営をコンセプトに戸建に住んでいるような感覚で生活できる住空間を重視しました」
入居者は想定通り、幅広いファミリーの関心を集め、すぐに満室に。
賃貸住宅は長期的な視点で持続可能な計画であることが重要です。長く集客できる強い特色を持たせたことで周辺物件を圧倒する結果を出すことができました。