基礎控除(きそこうじょ)

基礎控除とは、所得税や住民税・相続税等を計算する際に、納税者が自分の課税所得（収入）から差し引ける一定の金額を指します。この控除は、納税者の生活に必要な基本的な支出を考慮して設定されており、納税者の経済的な負担を軽減する目的があります。基礎控除（所得税・住民税の場合）の額は一律ではなく、納税者本人の合計所得金額によって変わります。相続税算出時の基礎控除額は、3000万円＋（600万円×法廷相続人の数）となっています。基礎控除のほかにも、配偶者控除など、様々な控除があります。これらの控除を活用することで、納税者は自分の納める税額を調整できます。自分の収入や家族構成を正確に把握し、適切な控除を利用することが大切です。