消費税(しょうひぜい)

消費税は、商品やサービスの購入時に課される税金で、間接税の一つです。この税金を負担するのは消費者で、事業者は徴収した税金を国に納めます。消費税は、国の財政収入の大きな部分を占めており、社会保障費用や公共サービスの資金源として活用されます。
1989年に導入されて以降、経済状況や財政ニーズに応じて税率は変更されてきました。当初は3%でスタートし、現在は10%の税率が適用されています。しかし、食品など一部の商品には軽減税率が適用され、8%になっています。
消費税の特徴として、税率が全ての商品やサービスに一律に適用されるため、シンプルでわかりやすい税制とされています。しかし、低所得者ほど消費に占める税負担の割合が高くなる傾向もあります。
消費税の導入や税率の変更は、国の財政状況や経済政策に大きく影響されます。税収を増やして財政健全化を図る一方で、消費税率の引き上げが消費者の購買意欲を落とし、経済成長に悪影響を及ぼす可能性もあります。