レンタブル比(れんたぶるひ)

レンタブル比とは、ビルや商業施設などの不動産において、賃貸可能な面積が建物全体の面積に占める割合を指します。この比率は、物件の収益性や効率性を判断する上で重要な指標の一つです。具体的には、廊下や階段、エレベーターシャフト、共用部分などの非賃貸部分を除いた賃貸できる実際の部分（レンタブルエリア）を、建物全体の床面積で割って算出します。レンタブル比が高いほど、その建物は賃貸できるスペースが多く、オーナーにとって収益性が高いと言えます。逆に、レンタブル比が低い場合は、共用部分が広く、賃貸できる面積が相対的に少なくなるため、収益性が低下します。不動産投資や賃貸ビジネスを行う際には、レンタブル比を考慮して物件を選定することが、効率的な運用につながる重要なポイントとなります。