収用(しゅうよう)

土地の収用とは、土地収用法に基づいた手続きを経て公共の利益につながる事業のために使う土地の所有権などを強制的に取得することです。 ここでいう事業とは、例えば道路や公園、下水道、学校等の公共施設の建設や災害復旧などが該当します。土地の所有者に対して適正な補償を行うことを前提としています。この手続きには、まず事業の公告があり、その後、対象となる土地についての詳細な調査、土地所有者との協議、補償の内容決定などが行われます。土地所有者との協議によって合意が得られない場合、収用委員会による裁定を経て収用が実行されます。