長期安定経営のために

賃貸経営のリスクヘッジ Part1

あたりまえのアパート経営

資産活用の王道として、賃貸経営は常に注目され続けてきました。
しかし少子化や人口減、空室率などのネガティブな情報も多く見られ、漠然とした不安をお持ちの土地オーナーさまもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸経営を中心とした土地活用のメリットとリスクを明確にし、ベストな選択をするヒントとなる特集をお届けします。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2018年12月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

賃貸経営のメリットとリスクをしっかり把握しておきましょう

土地活用の王道としての賃貸経営メリット

日本人の資産のおよそ半分が、土地や建物等の不動産だといわれています。そのため、資産活用の中心は、「土地を活かす」ことが多く、中でも王道といわれるのが賃貸経営です。賃貸経営の一番のメリットは、長期に渡り安定した収入を見込めることにあります。
さらにデフレで物の価格が下がってしまう状況でも、家賃相場は比較的安定しているので、物価の変動にも強いというメリットもあります。さらに固定資産税等の節税や相続の対策になることも大きなメリットのひとつです。
更地や駐車場経営などでは、固定資産税や相続税の評価額の軽減を受けることは困難ですが、賃貸住宅を建てることでさまざまな節税を行なうことが可能です。また金融機関で建築費などの融資を受けることが可能な場合、手元の資金が少なくても投資できるというメリットがあります。
このように、賃貸経営にはさまざまなメリットがありますが、すべては入居者を集められる魅力的な物件をつくることが絶対条件となります。

リスクを最小限にとどめる計画が大切

どんな事業にもさまざまなリスクがあります。賃貸経営も事業ですから、ある程度のリスクを伴います。まずひとつは空室リスク。家賃収入が得られなければ経営は成り立ちません。賃貸住宅市場は競争が激しくなっているため、綿密な市場調査と差別化戦略を立てる必要があります。
入居者の満足度を高め、一度入居したら長く住み続けたくなるような魅力ある「商品」をつくる必要があります。また、修繕計画もしっかり考えておきましょう。将来的に、さまざまな修繕に設える必要があります。特に、外装の補修は出費となるので、常に一定の資金を確保しておく必要があります。
また高耐候外壁の採用で修繕リスクを下げることも重要な検討事項です。また地震等の災害のリスクも考えておく必要があります。大地震の後でも住み続けることができる性能を持っている必要があります。これらの多くのリスクを計画時に検討しておく必要があります。

長期的にバックアップするパートナーを

賃貸経営を成功させるためには、メリットとデメリットをきちんと把握した事業計画が最も大切です。下の表は、さまざまな土地活用のメリットとデメリットをまとめたものです。オーナーさまの土地がどのような活用に向いているのかを考え、ベストの計画を提案してくれるパートナーを見つけましょう。ミサワホームではオーナーさまの資産を活かすコンサルティングを行なっています。お気軽にご相談ください。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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