まだまだ供給量が足りない!

戸建貸家経営の魅力 Part1

あたりまえのアパート経営

この数年、賃貸市場において、戸建貸家経営が注目を集めています。
入居者が戸建住宅を求めているのに賃貸市場での供給量が圧倒的に少ない。
今回はそんな戸建貸家経営の成功のポイントを特集します。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2015年6月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

70%近くの方が、住みたい家に「戸建」を選択。
しかし供給量は賃貸住宅の6%

賃貸経営の成功のためには、立地条件が大切なポイントになりますが、安定的な経営が見込まれるのは、駅から徒歩15分圏内にある土地だと言われています。所有している土地が郊外にあり、アパート等の集合住宅に向いていないと断される場合、土地の活用に頭を抱える方が多いのではないでしょうか。その立地条件の懸念を解決する手法として、ここ数年注目されているのが戸建貸家です。
国土交通省の「土地問題に関する国民の意識調査」によると、「望ましい住宅形態」は全国平均で67.1%が戸建て派、10.5%がマンション派という結果が出ています。これだけ需要がある戸建貸家ですが、インターネット物件情報サイトに募集されている賃貸住宅の割合で、戸建賃貸の供給は、全体のわずか6%ほど。しかも新しく建築されている戸建貸家は、賃貸住宅の2%程度しかありません。
つまり供給されている戸建賃貸の多くは、転勤や利用しなくなった物件であり、賃貸用に新築で建てられているものとしては、少ないのが実情です。ミサワホームでは8年前に戸建賃貸住宅のブランド「ベルリードカシーヤ」を誕生させました。全国でニーズが高まる戸建貸家をいち早く展開することで、都市郊外・地方部を中心に多くの供給実績があり、高い入居率を維持しています。

アパート経営が難しい立地でも戸建貸家なら成功するケースも

駅から遠い立地でも入居者が選ぶ理由。

駅から遠い立地では店舗やマンションとしての活用は難しいケースもありますが、閑静で子育てがしやすく、戸建貸家として理想的な場所といえます。ミサワホームの賃貸住宅オーナー様の中には、広い土地にいくつもの戸建貸家を建築し、美しい街並みをつくることで、よりよい環境づくりを行っている方が多くいらっしゃいます。

自宅の敷地を有効活用できる。

少子化や核家族化が進み、広い敷地の自宅にご夫婦二人で暮らされているケースが多くなっています。そんな場合でも、庭の一部に戸建貸家を建てて敷地を活用することができます。地域にもよりますが、20坪程度の土地があれば十分戸建貸家を建てることができます。また、建坪が小さいため、旗竿地や三角地などの変形地にも対応が可能です。

上下階の音を気にするファミリー層に人気。

小さなお子様のいるファミリー世帯が賃貸住宅を選ぶ際に気にするのは、上下階の音の問題です。どうしても走り回ったりするので、下の階に気を使うというご家族が多いでしょう。戸建貸家なら上下階の音の問題はありませんから、子供をのびのび育てたいというファミリーのニーズにぴったりです。さらに広い居室空間や専用庭が欲しいなどのニーズもあり、戸建貸家の人気が高くなるのです。

メリット・デメリットをきちんと把握しましょう。

初期投資が抑えられる等メリットの多い戸建貸家ですが、デメリットもあります。集合住宅なら一部屋空室が出ても残りが埋まっていれば、ある程度の収入は見込めますが、戸建貸家一棟では、空室時は収入がゼロです。もちろん需要が高いため空室リスク自体が少ないのですが、複数戸経営する等のリスクヘッジも考えておきましょう。

自宅を戸建貸家に利用する時代

自宅を戸建貸家に利用するという方も増えています。子供達が独立し、夫婦で暮らすだけなら広い家は必要ない。戸締まりなどの負担が少ないマンションに移り住みたい、サービス付き高齢者向け住宅に移り住みたい・・・、などの理由で自宅を賃貸として貸し出すケースが増えているのです。国もそんな状況を把握し、バックアップするシステムを提供しています。
それが一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)の「マイホーム借上げ制度」。この制度はシニア(50歳以上)のマイホームを最長で終身にわたって借り上げて転貸し、安定した賃料収入を保証するものです。これにより自宅を売却することなく、住みかえや老後の資金として活用することができます。この際、借り上げには耐震性等の基準がありますが、補強・改修費用に関しても借り上げた家賃から支払っていくJTIの提携ローンも利用できます。もちろん民間の不動産仲介会社を通じて、自宅を賃貸にすることもできます。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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