特集

資産価値を上げるまちなみづくり
Part2

あたりまえのアパート経営

土地活用を考える際、景観の美しさを考えることは、大切なポイントです。魅力的なまちなみは入居者に支持され、資産価値の向上にもつながります。
今回はそんな、まちなみづくりについて特集します。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2020年4月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

まちなみを考えた土地活用のポイント

ミサワホームでは、数多くのまちなみを考えた土地活用を行ってきました。その中でも今後大切なポイントをご紹介します。

周辺のまちなみに調和しながら映える敷地デザイン

周辺の環境と調和しながらも、特別なエリアであることを強調したい場合、共用のエントランス空間をつくることが効果的です。
敷地中央に道路を設置。入居者のエントランス部分は、インターロッキング(石畳)にすることで高級感を演出したミサワホーム施工の実例です。
煩雑になりがちな自転車置き場をあえて敷地の裏側に設置するなどして景観を重視。入居者にも大変好評です。

コンセプトを明確にしたデザインが活用のポイントに

子育てやエコなど、さまざまなコンセプトを明確にすることで、入居者を誘引することができます。賃貸住宅の入居者が利用できる菜園を隣接させたまちづくりの実例。オーナーさまの意向で、長く地域に愛されてきた生産緑地を活かして、敷地の一部に農地を残すことにしました。
ファミリータイプの賃貸住宅を多くつくり、子供たちが野菜づくりなどを体験できるということで好評となり、すぐに満室に。
わかりやすいコンセプトを立てて計画することで、入居者に伝わりやすい活用を行うことが可能になります。 

植栽や照明で魅力が大きく変わる

広い敷地をより魅力的に感じさせるためには、植栽を含めた全体の演出が重要になります。
季節ごとの草花が暮らしの側にあることで、入居者にとって癒しとなるため、美しい外構は部屋選びにも影響します。
隣接している道路側の植栽は、プライバシーを高めることもできます。また隣地との境界を明確にし、プライベート感を演出することも可能です。
さらに夜間のライトアップも魅力を高めるためには効果的です。
仕事をしている入居者の多くは暗くなってから帰宅することが多いため、夜間の照明は安全性・安心感につながります。周辺物件との差別化にもなり、入居待ちの物件としても期待できます。照明計画のポイントは、ランニングコストを抑えること。LED電球なら電気代も交換頻度もおさえられます。植栽やライトアップにこだわり、昼も夜も魅力的なまちづくりをすることで、入居者にも周辺住民にもアピールすることができます。

敷地全体のセキュリティを考えておくことが大切

まちなみのポイントのひとつが、入居者間や周辺住民とのコミュニティづくりです。どんな人が近所に住んでいるのかを把握し合うことで、セキュリティを高めることにもつながります。
下の図面はオープンな空間でコミュニケーションをとりやすくした実例です。公園のような敷地内の茶色いブロック地にベンチを設置するなど、入居者が自然と集まれる空間をつくっています。
オープンな設計は、どこに人の目があるか分からないため、外部から侵入しにくいというメリットがあります。防犯面に優れた空間は、これからのまちなみづくりの基本です。

広い敷地なら複合活用にメリットが大きいケースも

広い敷地を活かすためには、賃貸住宅の建築だけではなく、相続資金を確保するため、将来的に売却なども見据えたトータルコーディネイトも必要になります。 下の図面は、大きな土地の活用のために、建物を貸す(賃貸収入を得る)、土地を貸す(地代を得る)、売却する(売却資金を得る)、の3つを複合して開発した実例です。
土地の一部を分譲住宅として売却し、相続税資金と、賃貸住宅の建築費に。さらに投資の必要がない定期借地として土地の一部を活用します。ミサワホームがトータルデザインしているので、複合した用途でもまちづくり全体として見ると、きちんとコーディネイトされた、美しい景観をつくり出しています。

計画には、さまざまなプロの力が必要。トータルに提案できるパートナーを

広い土地の活用には、幅広い知識をもったプロのアドバイスが必要です。道路を新しく設置する場合などは、行政との交渉も必要になります。賃貸住宅からオフィス・商業施設、さらに医療や介護、子育て施設などの幅広い提案ができることはもちろん、相続税対策などの知識を持つ専門家も必要になります。
ミサワホームでは、敷地の大小に関わらず、さまざまな土地活用をお手伝いしてきました。その実績とノウハウを活かし、オーナーさまのメリットを第一に考えた活用を提案しています。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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