部屋選びのポイントは写真映え

賃貸住宅のインテリア術 Part3

あたりまえの空室対策

「部屋探しはインターネットで」は、もはや常識。
物件の写真を見て判断されがちな時代です。
そこで写真映えするインテリアを考えます。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2018年5月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

インテリアの工夫に役立つアイテム

インテリアは、色や空間、素材など、細やかな配慮・工夫が必要です。ここではそのヒントをご紹介します。

収納を見せるインテリアの提案。

賃貸住宅の入居者が気にする大事なポイントのひとつが収納です。インテリア写真を通して、収納の充実や工夫を伝えることができれば、2重の意味で差別化が図れます。工夫のポイントとしては、「壁」を上手に利用することです。写真では平坦に写りがちな壁に収納の工夫があれば、他とは違う魅力的な空間に見せることができます。
例えば備え付けの棚は、新たに棚を購入する必要がないため、あるとうれしい工夫です。さらに壁にレール式の棚を付けられるようにすれば、便利さに加えてインテリア性も高まります。壁に埋め込むように棚を設置するニッチ収納も、インテリアに変化をつける効果があり、しかも高級感を出すことができます。また、ミサワホーム独自の「蔵」収納も、写真映えする空間のひとつ。
大容量の収納スペースを写真掲載することで、大きな差別化につながります。一般的に賃貸物件の部屋写真には家具や飾りなどは設置しませんが、ちょっとした小物を置いて撮影をすればより魅力が伝わります。

備え付けの棚
入居者にとって備え付けの棚は、うれしい設備のひとつ。デザイン性と利便性を両立できます。
ウォールレール
壁にレールを設置して、好きな場所に見せる収納を設置できます。
蔵収納
住空間を犠牲にせずに大容量の収納が得られる「蔵」は写真からでもその便利さが伝わります。
ニッチ収納
壁に埋め込むように棚を設置します。空間に変化をつけ、高級感を演出します。

ワンポイントの色を使うことで写真映えを。

印象的なインテリアをつくる大切なポイントのひとつは「色」です。一般的に、物件紹介写真は家具も何もない空間を写すので、個性を感じないことがほとんです。しかしワンポイントのカラーをつけることで、イメージは大きく変わります。インテリアの世界でよく言われる言葉に「色には費用がかからない」というものがあります。
例えば、アクセントクロスで個性的なカラーを壁の一部につけることは、通常のコストと大きく変わりませんが、見た目の印象は大きく変わります。他にもキッチン廻りに強い色を使ってインパクトを与える手法や、フローリングと壁の色にコントラストを与えて印象を強くするなど、様々な手法が考えられます。賃貸住宅のインテリアを検討される際は、「写真映え」も念頭におかれると良いでしょう。

空間のレイアウトもインテリア提案のポイント。

インテリアを考える前提として、空間のレイアウトも差別化するポイントになります。例えば天井の高い空間なら、1階の住戸でも開放感を感じることができて魅力的です。また、人気のアイランドキッチンなど、レイアウトだけでも印象が変わります。空間レイアウトも含めたインテリアを考えることが大切です。

細やかな打合せの積み重ねで印象は変わる。

賃貸住宅の建築で最も大切なのは、建築費と家賃収入のバランスです。どんなに魅力的なインテリアをつくっても、コストが高くなりすぎて収支が悪くなっては意味がありません。コストを意識しながら、きめ細やかなインテリア打合せをすることは、実に手間のかかる作業ですが、これをないがしろにして計画を進めては、これからの賃貸住宅経営で成功するのは難しいと言えるでしょう。
今でも賃貸住宅のインテリアは、誰からも嫌われない無難なものが多くあります。物件情報サイトを見ても個性を感じない同じような部屋が並んでいます。これはコストはもちろんですが、設計時・計画時の手間を惜しんだ結果でもあるのです。ミサワホームでは、インテリアのきめ細やかな打合せを積み重ね、コストとメリットのバランスを考えたデザインを提案しています。
その積み重ねこそが魅力的な物件、満室経営ができる物件をつくるために必要なことだと考えています。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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