高性能があたり前の時代に。

ZEH賃貸住宅のその先へ。 Part2

あたりまえの空室対策

温室効果ガスの排出を抑えることは、世界規模で進めるべきテーマです。 日本でもさまざまな対策が行なわれており、住宅のゼロエネルギー化が進められています。 そんな時代のニーズに応える賃貸住宅の未来を考えます。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2019年4月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

ZEH賃貸住宅のオーナーメリットと
入居者メリットを考える

ZEH賃貸住宅にはオーナーさまにも入居者にも大きなメリットがあります。 もちろん地球環境に貢献できるという大きな魅力もあります。まずはそのメリットをしっかり把握しましょう。

最大のオーナーメリットは差別化。
時代が求める入居者ニーズに対応できる

賃貸住宅経営は、建物のクオリティで差別化する時代だと言われています。 確かな品質の住まいを提供するというあたり前の性能は当然ですが、さらに一歩進んだ性能を持つことが、大きな差別化につながると言えるでしょう。 さまざまなメディアによる調査を見ても、賃貸住宅入居者の不満の上位には、暑さ寒さなどの快適性の不足、結露やカビなど、住宅の断熱性不足による不快感、さらに壁の薄さによる遮音性の問題などが挙げられています。
ZEHに対応できる性能を持つ賃貸住宅なら、当然暑さや寒さなどの問題はクリアできます。 さらに優れた断熱性により結露やカビも抑制することが可能です。 また、断熱材をしっかり採用した壁は遮音性も高くなるという効果もあります。 つまり建物の性能を上げることで、入居者の満足度が上がると共に入居率が高止まり、結果的に建物の資産価値を向上させることにつながります。
そして、何よりのメリットは地球温暖化対策につながる事業を行うという社会的な評価ではないでしょうか。 土地という資産を所有されている方だからこそ、地域や社会に貢献したいと考えるオーナーさまは多数おられます。
その一環として、環境にやさしい住宅を建てることには大きな意義があると考える方も増えているのです。

入居者メリットは、快適性と光熱費削減。
満足度を高めることで大きな差に

高い断熱性能と省エネ性能に優れた設備を採用したZEH賃貸住宅には入居者にとって大きなメリットがあります。 まずは優れた断熱性能による快適性。 室温が外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房効率が高まり「夏は涼しく、冬は暖かい住まい」で快適に暮らすことができます。
さらに部屋ごとの温度差も少なく、例えばリビングとバスルームなどの温度も一定に保ちやすいので体に負担のかかるヒートショックのリスクも減らすことができます。 超高齢社会の日本では、高齢者向けの賃貸住宅需要も伸びており、この「温度のバリアフリー」は、入居者の支持につながります。
さらに太陽光発電システムで発電した電力を、入居者が暮らす各住戸へ分配して利用することで、光熱費を大幅に削減することも可能です。 つまり、入居者は快適性と経済性を得ることができるので、強気な家賃設定でも入居者満足度を高めることが可能になります。 下のグラフは、ミサワホームのZEH仕様住宅における年間光熱費シミュレーション。
1LDKで比較した場合、年間光熱費をおよそ半額にすることも可能になります。 このように入居者には、日々の暮らしでの快適性というメリットと、光熱費を削減できるというコスト面でのメリットの両方が期待できます。 これからの入居者は、このメリットを重要視して部屋探しをすることは間違いありません。 部屋探しサイトの検索条件に「ZEH」の項目が表れる日もすぐに来るでしょう。

ミサワホームはすでにZEH基準をクリア

日本の住まいは、地球環境に配慮するために、性能基準を高めてきました。 ミサワホームは時代に先駆けて、省エネルギー性能に優れた住まいを提供し続けてきました。 1998年には世界初のゼロエネルギー住宅を発売。 2010年にはライフサイクルを通してCO2排出をマイナスにする住宅も発表しています。
賃貸住宅に関してもZEH基準をクリアし、多くのオーナーさまと入居者に、快適で環境にやさしい住まいを提供しています。 そして「ZEH賃貸住宅」があたり前となる時代へ向けて、持続可能な提案を行なっています。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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