設計力が決め手の
賃貸併用住宅 Part2

あたりまえの土地活用

ローン返済の負担軽減が可能になると注目を集めている賃貸併用住宅。
しかし、綿密な計画と実施のノウハウがなければ成功することはできません。
今回は賃貸併用住宅を成功させるポイントを特集します。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2018年9月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

賃貸併用住宅を成功させるポイント

住宅の性能と設計力が、オーナーさまと入居者が
快適に暮らせる賃貸併用住宅のポイントです。

住宅の基本性能がもっとも大切

賃貸併用住宅を成功させる上で最も大切なのは、住宅の性能です。賃貸住宅は入居者に選んでもらうための「魅力」が大切です。その基本となるのが住宅性能。大きく分けると、「耐震性能」、「快適性能(断熱・気密・遮音)」になります。

まず、耐震性能。入居者が強い関心を持っている耐震性においても充実させてアピールすることが大切です。ミサワホームでは地震に強い耐震性能に加え、地震エネルギーを最大約50%に抑える独自の制震装置「MGEO(エムジオ)」をお勧めしています。
実大実験により証明された、地震に強く、安心して暮らせる建物であることを訴求することで、大きな魅力となります。また快適性能は、入居者が暮らす上で日々実感できる性能です。冬暖かく、夏涼しい住まいは、光熱費を抑えることもでき、入居者の満足度につながります。
ミサワホームでは将来の賃貸需要を想定し、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)も提案しています。入居者はもちろんオーナーさまが快適に暮らすためにも必要な基本性能です。

さらに賃貸住宅では上下階の音の問題もポイント。ミサワホームでは、上下階の軽重量床衝撃音を軽減する、「高遮音界床」をご用意しています。入居者もオーナーさまも快適に暮らせる工夫がされています。基本的な性能を高めることは、これからの賃貸住宅においては当然のこととなっていきます。20年、30年後を想定した性能を考えておきましょう。

設計力が快適性能の鍵

賃貸併用住宅には一般の住宅とは異なる、設計のノウハウが必要です。例えば入居者が賃貸住宅を見学する際に第一印象となるのが、建物の外観デザインです。特に賃貸併用住宅は賃貸部分と自宅部分のバランスがあり、高度な設計力が求められます。
また、ひとつの建物でオーナー宅と賃貸住宅をどのように分けて設計するのかも、快適性や入居率を左右する大きなポイントになります。左上の図で、大まかな分離プランを掲載していますので、ぜひ参考にしてください。どのような分け方にするかは、立地条件や賃貸住宅の市場によって考え方が変わります。ベストな方法を専門家と相談しましょう。

「蔵」収納や高い天井で入居者の満足度を高める

これからの賃貸住宅は、入居者の満足度を高めるための「差別化」が必要になります。より魅力的な住まいをつくり出すことで、入居者に選ばれる賃貸住宅を目指します。ミサワホームでは広い収納スペースを確保できる「蔵」収納や、1階でも快適に暮らすことができる高い天井の居室を提案することで、入居者に魅力的な空間づくりを行なっています。入居者にもオーナーさまにも満足できる住まいが理想です。

賃貸併用住宅の成功は設計力で決まる

オーナーさまの中には、集合住宅で暮らした経験の無い方も多く、他人と同じ屋根の下で暮らすことに不安を感じる方もいらっしゃいます。もちろん入居者にも、大家さんと同じ建物に暮らすことに煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。このような不安を払拭するためには設計力が大きなポイントになります。
玄関の配置ひとつをとっても、快適性は大きく変わります。敷地に合わせたきめ細やかな配慮のある設計がポイントです。ぜひミサワホームの実績をお確かめください。

ミサワホームへのご相談はコチラから

関連する記事RELATED ARTICLE

あたりまえの土地活用

店舗併用賃貸住宅の可能性 Part1

資産を最大限に活かすために、土地活用の手法は様々なものからしっかりと選ぶべき。成功につながる店舗併用賃貸住宅について考えます。

記事を読む

あたりまえの土地活用

社会を支える土地活用 Part1

世界でも例を見ない超高齢社会となっている日本。高齢者向け住宅をはじめとする医療・介護・福祉事業での土地活用についてご紹介します。

記事を読む

あたりまえの土地活用

社宅・寮の土地活用 Part1

賃貸住宅経営のひとつのマーケットとして「法人需要」があげられます。時代が求める社宅・寮の「今」をリポートします。

記事を読む

あたりまえの土地活用

資産活用の未来予想図 Part1

少子化、超高齢社会、相続税制の改正など資産活用にまつわる状況は常に変化しています。資産活用の未来を3人のプロフェッショナルに伺いました。

記事を読む