特集

令和の資産活用 Part1

あたりまえの土地活用

時代の変化が加速しているといわれる現在。令和となり、資産活用のあり方も変化していきます。
今回は、3人の資産活用のプロに、今後どのように資産を守り、活用していくべきかを伺いました。

この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2020年1月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

ミサワホームが考える 新しい時代の資産活用

長塚一紀氏

ミサワホーム株式会社 営業企画部 資産活用企画課 課長

時代が求めるコンパクトシティを視野に入れた資産活用をご提案

少子高齢化や、巨大災害が切迫している時代背景の中で、国は都市計画のありかたを見直し、新たなグランドデザインを打ち出しています。それが時代の変化に対応したコンパクトシティを実現するためのマスタープラン、立地適正化計画です。
人口減が進む日本では、分散したエリアで暮らすより、都市機能を集約する方が効率的です。住宅、商業施設、医療施設、高齢者施設などを集約することで持続可能な都市計画が行われていきます。
ミサワホームではオフィスビルやマンションをはじめ医療・介護・子育て支援を中心に、社会的課題の解決に向けた複合開発や、地域の高齢化に対応したコンパクトシティ型の不動産開発など、未来を見据えたまちづくり事業に取り組んでいます。
当然、資産活用のご提案も時代と共に変化しております。例えば、郊外で駅から距離のある土地の場合、単に賃貸物件を勧めるのではなく、分譲地として売却し、賃貸住宅の収益が見込める駅近の土地に買い換えるご提案や、都市部の広い敷地の自宅であれば、多層階の賃貸併用住宅をご提案するなど、時代に合わせた提案を行っています。
ミサワホームの強みは、賃貸住宅のご提案はもちろん、日本最大級の不動産情報ネットワーク「MISAWA-MRD」を活かした土地の買い替えや、自社によるリフォーム・リノベーション、高齢者向け住宅、医療・介護・福祉施設など、さまざまな計画をワンストップで行えることです。
これからの10年は、これまでの30年に匹敵するほどの変化が起こると予想しています。ミサワホームはそこに柔軟に対応できるパートナーでありたいと考えています。

20年後、30年後も選ばれる賃貸住宅を

賃貸住宅の空室率が高まっていると耳にしますが、そのほとんどが築年数の古いものや、間取りが古いものだと言われてます。時代の変化に対応でき、市場ニーズに合った物件は高い入居率を継続しています。
大切なのは、市場の変化を見据えた住まいづくり。ミサワホームではこれからも持続可能で勝ち〈価値〉残る賃貸経営をご提案します。
例えば、居住空間を犠牲にすることなく収納量を増やすことができる「蔵」収納や、高い天井を活かした開放感のある快適な空間提案など、設備に頼ることのない高い付加価値を持たせたご提案を行います。 さらに独自の制震装置「MGEO」の採用により、巨大地震後も住み続けることのできる性能や、建物の美しさを保つ高耐候外装材の採用で、資産価値を長く保つことができます。
また、賃貸経営において将来の市場や周辺環境の変化に対応しやすい出口戦略を考えておくことも大切です。ミサワホームの木質パネル工法は、減価償却期間が短いのもメリット。短い事業サイクルでの活用が可能であり、先行きの見えにくい時代の中で、将来の変化にも柔軟に対応でき、引き継いだ次世代にとっても安心です。  

「蔵」収納例
※「蔵」は居室としての使用はできません

ミサワホームが推し進める新たな住まいのプロジェクト

新時代を見据えた提案事例として、千葉県浦安市で行っている一体開発プロジェクト「ASMACI浦安」があります。国が支援する「スマートウェルネス拠点整備事業」として、地域包括ケアシステムの構築を目指した施設で、病院を中心に「医療・介護・子育て・防災・住まい・商業」機能が一体となった複合施設です。
建物の上層階には賃貸住宅を配置し、隣接する浦安中央病院との一体利用も可能です。さらに次世代スマートタウンを目指すプロジェクトも進んでいます。
この1月からトヨタ自動車とパナソニックがつくる新たな合弁会社「プライムライフテクノロジーズ株式会社」に、ミサワホームが参画。各社の強みを掛け合わせ、街全体で新たな価値を創出するコネクティッドシティの社会づくりを目指していきます。
今後もミサワホームが展開する新しい住まいのあり方に、ぜひご期待ください。

ミサワホームへのご相談はコチラから

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