岩手県 Iさま邸
造作棚でリビングと書斎をゆるやかに間仕切り
シンプルデザインで美しく快適に住まう平屋
Iさまご夫妻が建てられたのは、シンプルに美しく整えられた平屋のお住まい。
暮らしの中心にあるのは、約3mの高天井と大きな窓が開放感をもたらすリビングです。
水平と垂直のラインをきれいに揃え、建具の高さやデザインにもこだわって、心落ち着く空間を実現しています。「陽だまりの中で本を読んだり、編み物をしたり。普段の何気ないひとときが楽しくて」と奥さまは語ります。リビングの隣に設けた書斎はご夫妻共有のワークスペース。あえて扉や壁を設けず、造作収納でゆるやかに区切る設計にしています。「在宅ワークに没頭していても、お互いの気配を感じられるのがいいですね」とIさま。間仕切りに用いた造作収納は、リビング側を好きな小物を並べる飾り棚に、書斎側は書籍を整理する本棚にと、デザインと機能を両立させる工夫が施されています。「たくさんあった本が片付き、リビングから目隠しもできるので、すっきりと暮らせて、気持ちにゆとりができました」とお喜びです。
居室と玄関をつなぐ生活動線上にパントリーとファミリークロゼットを設け、それぞれを回遊できるようにしたのも暮らしやすさのポイント。普段使うモノからストック品まで、目的に合わせて使える効率的な収納があるからこそ、余白のある美しい住空間が保てるのでしょう。「仕事に集中する時間も、リビングでリラックスするひとときも、お互いが相手に気兼ねなく過ごせるのがうれしいですね」と笑顔を見せるIさま。程よくつながりのある住空間の中で、お二人それぞれが自分の時間を大切にされています。