海外事業
2005年入社/東京都立大学卒

金田 優Kaneda Yutaka

ミサワホームオーストラリア
宅地建物取引士

Career pathキャリアパス

START
営業統括部へ所属。事業集計や分析・報告および担当員のサポートを担当。
STAGE 12006/04~2011/03 
ミサワホーム静岡 出向
営業成績を積み、チームリーダー、組織営業チームリーダーを経験。
STAGE 22011/04~2013/03 
販売企画部 販売研修課 所属
営業マニュアルおよびツールの改修、コールセンターの立ち上げ、CRM開発と推進、営業強化研修の企画と
実施に携わる。
STAGE 32013/03~2015/03 
営業本部 埼玉支店 配属
戸田営業所副所長、大宮営業所所長を経験。
STAGE 42015/04~ 
海外事業部 所属
進出国の調査と分析を担当。現地プロジェクトへ参加を経て、ミサワホームオーストラリアへ出向。
現在はゴールドコースト ホームコープ社シナジー創出担当。

Interviewインタビュー

海外での仕事

オーストラリアに来た目的は、「どうすればミサワホームがオーストラリアで収益を上げられるのか」に対する調査と実践です。現在はミサワホームがM&Aをしたホームコープという、地元に根付いた建設会社で働いています。これは私たちがオーストラリアでの事業モデルを検討した結果「M&Aが最適」という判断をし、ミサワホームと一緒に新しい価値を創出できる会社を探した結果です。

ホームコープでの主な業務は「会社の顔」となる商品のコンセプトプランとその運用の設計、営業戦略の構築、そしてオーストラリアと日本の橋渡しです。新しい物件の構想や具体的なプラン設計をするとともに、オーストラリアで集めた情報を日本に送ったり、ホームコープとしての意見を日本に、日本からの指示をホームコープに正確に伝えたりといった窓口的な役割を担っています。

なぜ私が海外事業に携わるようになったのかというと、実は指名をしてもらって参加した形なのです。

入社から約5年間は戸建住宅の営業を経験し、その後の2年間は本社の販売企画部で研修講師の仕事をしました。営業マニュアルの作成からお客さまに提示する営業ツールの開発やコールセンターの立ち上げ、さらには顧客情報管理システムの刷新にも関わりました。その後は、埼玉の営業所長に就任し、マネジメント業務を2年間経験しました。そしてこの頃に海外事業プロジェクトの話がやってきます。

もともと住宅営業をやりたいという思いでミサワホームに入社したのですが、住宅営業を最終的なゴールと思っていたわけでなく、まちづくりをやってみたいと考えていたんですよ。戸建住宅営業以外の新しいこともやりたいという発信はしていました。それが本社の方の耳に届いて、2015年に「海外事業プロジェクトで働いてみないか」と声をかけてもらったんです。

今後挑戦したいこと

海外戦略に関して言えば「投資して終わり」という会社が少なくありません。しかし我々は投資して収益を上げるだけではなくて、住宅メーカーとしてしっかりと技術的な支援をしながら、より付加価値の高いものを海外で展開していく。この軸は曲げていないんですよ。あくまで住宅メーカーとして価値あるものを提供していくという姿勢が大きな魅力かなと思います。

まちづくりは入社当時からやりたいことの一つでした。それがオーストラリアで少しずつ形になってきていると思います。まさに今現在オーストラリアで25棟のコミュニティーを手掛けていますが、次は50棟、100棟と、もっと大きな規模で建て、より大きなコミュニティーを作っていきたいです。オーストラリアは移民政策による人口増を背景に住宅供給が不足している状況が続いておりますので、会社の事業計画として「数字を伸ばせる」というのも非常に魅力的だと思います。ただ、その中でも品質にはこだわり、「あのコミュニティーで住んでみたいね」と思われるようなものを作っていきたいです。

海外で学んだこと

海外に来てわかったのですが、「日本人がマイノリティーである」ということを知っておく必要があると思います。私たちが当然に受け入れているルール、それがいわゆる常識ですよね。その常識に支配されて生きているわけなんですけども、そこにある常識というのは海外で見てみると非常識であることも少なくありません。その逆もしかりで、日本では考えられないようなことでも、こちらでは当たり前な習慣であることもあります。

例えば、こちらでは金曜日15時を過ぎるとみんながワインを飲み、談笑をしながら仕事をしているんです。「真面目に黙々と頑張る」ということを美徳とする日本人にとって業務時間中の飲酒は不真面目に思えるシーンですよね。オーストラリアでは「業務時間内に成果を残す」ことに軸足があり、やることをやっていれば不必要に「真面目」である事は求められません。むしろ「なぜ一緒に楽しまないのか」と訝ります。翌週から更に高いパフォーマンスを発揮する為に、仲間と一週間の頑張りを労い、コミュニケーションを楽しむことの方が重要なのです。

学生のみなさんへ

先程の話と関連して、みなさんを取り巻く「常識」と「非常識」について「なぜ」の問いを持っていただきたいです。何も考えず受け入れている「常識」「非常識」によって自分の視野を狭くしてしまったり、本質的なところを考えずに過ごしてしまったりしていることはとても多いのではないのかと思っています。

ひょっとしたら「非常識」の中にみなさんが求めている本当の答えが見つかるかも知れません。

Kaneda Yutaka金田 優

ミサワホームオーストラリア
宅地建物取引士

金田 優

Daily schedule1日のスケジュール

AM

07:00
出社
毎朝出社前はカフェに立ち寄りコーヒーを買います。
オフィスでニュースを確認し、本社に展開。メールのチェックもします。
08:30
朝礼
先週の各自の活動報告と今週の予定を全員で共有します。
09:00
商品開発チームとミーティング
新しく描き起こしたコンセプトプランについて、商品開発チームと意見交換を実施。ブラッシュアップしていきます。時に厳しい意見も頂きます。
10:00
営業チームとミーティング
展示場の出展計画とその進捗に関して週1回ミーティングを実施します。
営業ツール、商品構成、プロセスについても意見交換を実施します。
11:00
プラン修正
ミーティングの指摘事項を踏まえて、コンセプトプランの修正をします。
更に営業チームからも意見を求めプランバリエーションを作ります。

PM

12:00
昼食
妻に作ってもらった弁当をオフィスで食べます。
昼食後は近所のカフェまで散歩し、同僚とコーヒーを楽しみます。
13:00
現場の確認
現在進行中のプロジェクトの進捗状況を確認します。今起きていることを自分の目で確かめ、
改善点などを会社にフィードバックします。
14:00
サプライヤーと打合せ
競合他社と差別化を図る為に常に新しい部材やアイディアを探します。
商品に加える部材についてサプライヤーから提案を受け社内で検討します。
15:00
資料作成・本社と打合せ
HCC社の新しいプロジェクトや取り組みに関し、その事業性やリスクを調査し企画書を作成します。取締役会の決議事項で有れば、上程のタイミングや資料の内容を本社と打合せ、承認のタイミングがプロジェクト開始に影響が出ないように迅速に準備を進めます。
18:00
資料修正・片付け/退社
打合せの内容を整理し、明日の仕事の優先順位を確認します。
デスク廻りを片付け、明日気持ちよく仕事に取り掛かれるようにします。
19:00
ジム/ランニング
夏なら海辺をランニング、冬ならジムに立ち寄り筋トレをします。
4回目のゴールドコーストフルマラソンに向けて準備を怠りません。
20:00
夕食
自宅で夕食を取ります。
ABCニュースを見ながら豪州の一日の出来事を確認します。

休日の過ごし方

休日は妻と近所のカフェで朝食を摂ることにしています。
朝食後は一週間分の食材の買い出しに行くのが習慣で、
ショッピングモールまでは移動距離が長いため、ちょっとしたドライブ気分です。
ほかには、今はまっているサンラータンを食べに話題の中華料理屋に出かけたり、
近所にワイナリーがあるのでお気に入りのワインを購入し、少し早い時間からワインを飲み始めたり。
おかげでお酒はすっかりワイン派になりましたね。
普段はなかなか運動ができないので、体調管理を考え10キロのランニングと筋トレは欠かせません。
就寝前は必ず本を読むようにしており、ジャンルはビジネス書や小説など、その日の気分でチョイスします。

※所属は取材当時の部署を記載 

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