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interview

新しい平屋スタイルは
暮らしの自由を広げる

ミサワホーム デザイナー
富田 直樹さん

ひろびろ空間を楽しめる平屋が、
キッズファミリーに支持されて、人気上昇中。
ミサワホームの「CENTURY Stylepro HIRAYA」の
商品開発担当である富田さんに、
新しい平屋の可能性について、
実際のモデルハウスで語ってもらった

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  • 郊外で、平屋で、ゆったり暮らす
    全国的に平屋が人気です。私が栃木ミサワホームに在籍していた5年前から兆しはあったのですが、栃木では今でも平屋人気が続いています。働き方改革などが進み郊外志向の方は増えていますし、若い方の移住志向も高まっています。以前は職場の近くに住むことが優先順位として高かったのですが、最近は家族の時間を優先して住まいを選ぶ方が増えています。

    郊外は子育て環境がいい
    今は、東京に戻ってきて子育て中です。趣味は「子育て」と宣言しています(笑)。しかし、栃木の友人が子育てをしている風景と、東京で子育てをしている私のイメージにはギャップがありますね。いちばん違うと感じるのが保育施設です。栃木だと、保育園の園庭が広いですね。それに子どもが遊ぶ公園が充実しています。リアルな自然を感じながら、子どもを育てられるのがいいですね。

    開放的な平屋暮らし
    平屋は、2階がなく、上には屋根だけなので、空間を支える柱や壁が少なくていいのです。だから、開放的な空間を設けることができます。窓も大きくできます。大きな開口で、外の自然を感じながら、のびのびと暮らすことができるのです。私は、子どもの健康や成長は、空間の大きさと比例すると考えています。友人が広いリビングダイニングの家を建てた後に、「子どもの行動範囲が増えた」、「子どもの走るスピードがあがった」などの変化があったそうです。
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  • 家族それぞれの時間を尊重する時代
    平屋が望まれている大きな理由に、家族の関係性の変化があると考えています。最近は仲良し家族と言われますが、それはウェットな関係性ということではありません。家族それぞれが自立していて、お互いをリスペクトしているからこそ仲が良いと捉えています。今の子育ては、親が過干渉することなく、子どもたちの自発的な動きを見守ることを重視しています。親子ともにお互い尊重する時代が始まっているのです。

    住まいづくりの優先順位も変化
    そして、共働きが多くなり、家族で過ごす時間がより貴重になってきました。今まではLDKがあり、各自の個室も重視するという考えが前提でした。その優先順位に変化が見られます。家族が集まる大きな空間を優先して、それぞれの個室はコンパクトに。その大きな空間では、みんなの時間も、ひとりの時間も楽しめる。そんな設計が望まれています。平屋であれば、大きな空間が可能で、ワンフロアで家族がつながりやすい。いまどきの家族の暮らしにフィットしています。

    ソファの配置は自由自在に
    この「CENTURY Stylepro HIRAYA」では、奥のダイニングでも、ソファでも、1.5階のカウンターデスクでも過ごすことができます。ソファは外を眺められるようにレイアウトしていますが、自在に組み合わせを変えられるタイプを選びました。そのことにより、「テレビを見る」、「読書に集中する」、「サイドテーブルで勉強をする」などと、家族が集いながらも、それぞれの時間を楽しむことができるのです。
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  • 空間をシームレスに使う
    設計するときは、LDKそれぞれの用途に区切りたくなるのですが、「CENTURY Stylepro HIRAYA」は空間をシームレスに使えるように設計しました。キッチンは固定していますが、それ以外はフレキシブルに使うことができます。たとえば、ダイニングテーブルはキッチン横に置いていますが、テーブルを移動させれば、そこはゆっくりと寛ぐことのできるパーソナルスペースに。また、テーブルをキッチンと平行に並べれば、調理スペースが広がる。おおらかにつながる大きなパブリックスペースに、大小さまざまなパーソナルスペースをつくり出すことができます。

    もっと暮らしの自由を広げたい
    家族が集う時間を充実させるには、シームレスな大きな空間は有効です。たとえば、「家族や友人が集まって料理や食事をともにするイエメシ」、「リビングで植物を育てるボタニカルガーデン」、「卓球台を置いて家族の遊び場」など。今の時代にあった暮らしを提示して、それができる空間をつくり、そのコンセプトを表現するアイテムを用意していくというのが、私たちの考えです。そして、大収納空間「蔵」の役割も重要です。その時々のライフスタイルにあわせて、大きなモノから細かなアイテム、災害対策の備蓄品まで、たっぷりとしまうことができるので、つねに整理整頓がされた大きな空間を維持することができるのです。
    ※「蔵」は居室としての使用はできません
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  • 地面に近いという安心感
    学生の頃、世界各地にある地域固有の建築や集落について学んでいました。その土地ごとの材料や気候風土に合った住まいが存在するのですが、多くの住まいが平屋でした。「地面に近いところが、暮らしの原点なのかな」と感じていましたね。地面に近い暮らしが人を安心させるのだと思います。

    地域に開かれた住まいに
    栃木では、コミュニティの密度が違いました。ちょっとした時に、「みんなで集まろう」、「子どもたちも一緒に遊ぼう」となるように、関係性が豊かでした。平屋は、外へと開放的につながる設計が可能です。外へ開くアウトリビングを設けることで、街との連続性が生まれ、さらに近隣の方との交流が活発になっていきます。「住まいの中で、外で、暮らしを愉しむ」。そんな新しい平屋スタイルを増やしていきたいですね。

    撮影:ミサワホーム 「CENTURY Stylepro HIRAYA」
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profile

富田 直樹さん
富田 直樹さん
ミサワホーム(株) 商品開発部木質デザイン課 課長代理、一級建築士。現場での経験を活かし、ユーザー一人ひとりの顔を思い浮かべながら、日々、商品開発に立ち向かう。「CENTURY Stylepro HIRAYA」の設計を担当。モットーは、「Live in the moment」。今この瞬間を一生懸命に生きるということ。

information

CENTURY Stylepro HIRAYA
CENTURY Stylepro HIRAYA
ミサワホームの最上位ブランドに、新たなラインアップ「CENTURY Stylepro HIRAYA」が新登場。自然の心地よさを住まいに招き入れる、2層スタイルの平屋タイプの提案。これからの時代の家族の暮らしを考えた、アイデアが盛り込まれた住まいだ。

WEBサイト
CENTURY Stylepro HIRAYA



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