SAFETY構造用集成材
安定した強度と、JAS規格の高い品質。「MJ Wood」が、構造用集成材を採用する理由です。
完成した集成材の中からランダムに抜き取り検査を行い、曲げ強度を測定。徹底した品質管理で性能を確保します。
自然素材と工業製品の良さをあわせ持つ、構造用集成材。
安全な住まいづくりの第一歩は、適切な構造材を選択することからはじまります。
「MJWood」では、性能と品質を最優先し、構造用集成材を採用しました。ラミナで構成される構造用集成材は、厳格な生産管理のもとでつくられる工業製品。
自然素材としての木材の長所を最大限に引き出した、理想的な構造材です。
集成材
ラミナ
ラミナから集成材の製造、出荷まで厳しく生産管理。
集成材の構成材となるラミナは、受入検査で寸法や外観、含水率の検査を受け、合格品のみが製造工程に進みます。
強度別に選別され、寸法のバラつきを揃えたあと、再び一枚一枚厳重に強度等級区分(グレーディング)検査を実施。
さらに、木材一本ごとにシリアルナンバーを印字し、強度や含水率の実数値、産地などのトレーサビリティを確立しています。
ラミナの品質検査
- 含水率
- 強度測定
- 節・割れチェック
原木の入荷・加工
ラミナの製造
ラミナの等級分け・選別
ラミナの積層接着・養生
仕上げ・プレカット・邸別出荷
構造用集成材は、一本一本の強度・品質が安定。
木材は時間が経つと、徐々に乾燥して収縮し、反りやくるいが発生します。
構造用集成材は、製造段階で基準の含水率までしっかりと乾燥させるため、割れや反り、カビの発生の可能性が少なくなり、強度も増加。木表と木裏※1を組み合わせることで、さらにくるいに強くなります。
約1週間の強制機械乾燥試験を実施しても、集成材には大きな変形が見られませんでした。また、一本一本の強度や寸法が安定しているため、正確な構造計算が可能となります。
※1 木の表側(樹皮に近い方の面)と、木の裏側(中心に近い方の面)。
機械乾燥後の集成材の状態
変形が少ない構造用集成材(MJ Wood)
集成材と無垢材の違い
木材 | (JAS)構造用集成材 |
無垢材(KD材)※2 | 無垢材(グリーン材)※3 |
---|---|---|---|
特徴 | 割れや反りが極めて少ない 強度・品質が安定 主要構造材に使用 |
人工乾燥により含水率を下げるため、 グリーン材に比べ割れや反りは少ない 下地等に使用 |
割れや反り、カビの発生の可能性も 自然な風合いが魅力 |
含水率 | 15%以下 | 15~25%(平均20%) | 基準なし(保管・乾燥状態で異なる) |
強度 | すべてJAS等級 | JAS等級および無等級 | 基準なし(樹種・含水率により異なる) |
※2 乾燥機を用いて人工的に乾燥させた木材。 ※3 伐採後に乾燥の過程を経ていない木材。
JAS規格の高品質な構造用集成材を使用。
「MJ Wood」の柱や梁に使用する木材はすべて、品質判断の基準となる「JAS規格」に適合した高品質な構造用集成材。
外面からではわからない強度性能、接着性能などの検査項目に合格した構造材で、確かな強さを実現します。
JASマークに表示される集成材の品質基準
同一等級構成集成材と異等級構成集成材
JAS規格の強度は「E値」と「F値」の組み合わせで等級区分される
標準的な構造用集成材の強度等級例
樹種 | 同一等級構成 | 異等級構成 |
---|---|---|
スギ(杉) | E65-F255 E75-F270 |
E65-F225 E75-F240 |
ヒノキ(檜) | E95-F315 F105-F345 |
E105-F300 |
MJ Woodの基準値 | 柱 | 梁 |
---|---|---|
E95-F315以上 | E105-F300以上 |
JAS規定の長時間の煮沸試験に
耐える、高性能の接着剤を採用。
ラミナの接着に使用する接着剤は、高い接着強度と耐久性を持つものを使用しています。
また、完成した集成材からランダムに抜き取り、JAS規定に準じた煮沸はく離試験など、過酷な環境での試験を実施。
すぐれた接着性能を確認しています。
Column
すぐれた特性を備えた「ヒノキ集成材仕様」もご用意。(オプション)
環境保全という観点からも注目を集めている国産材。特に国産檜は「耐久性にすぐれ、強度が高い」「乾燥性がよい」「独特の香りがあり、防虫効果もある」木として知られ、住まいの構造材にふさわしい 素材です。「MJ Wood」でも「ヒノキ集成材仕様」をご用意。国産檜の集成材を、柱や土台に使用することができます。