Frontier Story 1

新しい提案は
ネガティブな意見から

戸建住宅事業
2007年入社/芝浦工業大学卒

中村 諒太Nakamura Ryota

商品開発部 商品開発二課
シニアデザイナー
一級建築士
インテリアコーディネーター

Frontier Story 1フロンティアストーリー

CENTURYブランドの企画化へ

令和の時代となり、お客さまの価値観が多様化するなか、暮らしの「器」となる住まいも変化に対応することが求められます。これからの時代を見据えた新商品の開発として最高級ブランド「CENTURY」の企画化に携わりました。

今回の商品は「多様性」というコンセプトのもと、いかに大きな空間を作ることができるか。2階建ではありますが、今までとは違う2階建を想定していました。

これまでのLDKという概念を取り払い、間取りを大らかにすることによって、そこで家族が同じ空間にいながらも好きな時間を過ごす。また、友達を呼んで大人数で楽しい時間をシェアする。そういったモノからコト重視の新しい生活スタイルが現れる時代がきています。そういう意味でもこの大らかな空間を生み出す事が今回のメインテーマなんです。

共働き世代をメインとした商品となりますので、いかに家事を時短していくかという課題に対して、オリジナルのキッチンを開発し、シンクとコンロを分けてアイランド型にすることで、キッチンの役割を分担して、家族全員が家事に参加できるというご提案もしています。

多様性に対応する設計とは

価値観が多様化すると、我々が想像する以外の生活もたくさんあるわけですから、それに対応できるリビングといわれる空間をいかに広く取るか、これが設計上で重要なのではと考えました。空間を大らかにすることで、様々な趣味ができる場所や、多彩な生活提案ができる。平面的な広さだけではなく、立体的な天井の高さもここで行われる様々な生活の想像ができる要因になります。それを多様性に対する解決案と捉えて空間づくりをはじめました。

今回は住宅展示場の設計とは違い、実際の家族が生活するサイズ感で、いわゆる家族があつまる空間をいかに大きく取れるか、高い天井の領域をどれだけ広く取れるかということに注力してプランを考えました。

私が普段設計するうえで1番大事にしているところが天井をいかにきれいに見せるかということ。人は上を見上げることが多いので、天井がいかにシンプルできれいにできているか、空間として美しく見えるかということにこだわって設計しました。

ネガティブな反応こそ“新しいこと”である証拠

大変だったことは企画住宅でありながらも常識にとらわれない新しい空間を提案したことですね。よくあるプランだと理解してもらいやすいのですが、それに対して見たことのない空間や変わった空間は少し尖って見えてしまうのでポジティブな反応ではなかったです。そのような新しい提案を皆さんに理解していただくことにすごく苦労しましたね。説得するためにCGを作り、プレゼンテーションをします。もちろんそれは、社内だけではなく、お客さまにも同じことです。

逆に私はネガティブな意見が出ることで「新しいことを提案できているんだな」と思っています。新たなプランを出して何も反応がないと、その中に新しく創造的なものはないということです。様々な反対意見やネガティブな意見があった方が新しいことをやっているということです。そこは私にとっては逆にモチベーションになりますね。

私がここにいる意味

商品開発部に所属した当初から何か新しいことをやりたいと思っていました。会社の中でも新しい事にチャレンジしないと、私がここにいる意味がないと思っています。今回初めて商品開発を担当させてもらう中で、今までと違う新しいものを作っていこうという気持ちが私の中にありました。

今回の新商品のプロモーションでは、新海誠監督の映画「天気の子」とタイアップし、CMに私が担当した住まいの外観がアニメーションとして登場します。

どうすればお客さまがミサワホームの建物に反応していただけるかを考えた時、新しいことを提案することで様々なところで取り上げられ、多くのお客さまに見ていただける良い機会になると思っています。それがこういう形で実現できたのは非常に良かったと思っています。

これからの人財へ

今、私は入社13年目、まさしく自宅を建築する世代になりました。自分が結婚や子どもを持つ世代になってきたので、それを家づくりに表現しなくてはなりません。これからは私たちが商品開発のメインになっていくタイミングでもあり、そういう立場になっていくという自覚もあります。そこを意識し、これまで培ってきたミサワホームの住思想を継承しつつ、私たちの世代に対してキャッチーな住まいづくりの提案を考えていたので、それを発信できた良い機会になったと思います。

お客さまも先代の提案する住まいを見て感動する経験をされてきたと思います。今回、新商品を開発する立場になり、先代に負けないような新しさを生みだす必要がありました。プレッシャーはありましたよ。ただそのプレッシャーを乗り越えないといけないと思っています。とてもやりがいはありますね。自分が開発した商品がカタログになり世の中に出ることで、1つ大きなことができたと思います。プロジェクトが動きだし、建物が完成するまではガムシャラにやりましたが、今こうして振り返ると報われたというか、世の中の力になれたと実感できて非常に嬉しいです。今回の経験を通して成長することができ、次の仕事をするうえでの糧にもなると思っています。

※所属部署は取材当時の部署を記載 

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